だって、人間なんだもの
毎日が、梅雨空のような天気になっている網地島。とても、夏とは思えない感じです。でも、うちにいらっしゃるお客様は、天気はどうあれ、皆さん楽しんでいらっしゃいます。愚痴らず嘆かず、雨を楽しむかのように。在るがままを楽しむ、素敵な方々です。お客様との会話の中で、2日に一組位の割合でしょうか。スピリチャアルな話になってゆく場面があります。悩みを打ち明けられたり、進む道を聞かれたり。私は、話をお聞きし、私の考えをお話し、・・・その中でよく出てくる言葉があります。「だって、人間なんだもの。」人間は、失敗もするし悩みもするし。自分が一番可愛いし、お金も欲しい。「だって、人間ですもの!」よく解りますし、私もそうでした。「そう生きるのは理想だけれど、人間だもの、そこまでは今は出来そうもない!」そう仰る方が多い。より精神性の高い生き方を、知った上での妥協ですね。例えば、過去に騙されて傷ついた事があったお客様。その相手が今でも許せない。私「その出来事も、意味が在るんでしょうね。」その方「どれだけ、傷ついた事か、絶対に許せません!」私「そこから、多くの事を学ぶ事が出来たのだから、素晴らしい事だったのでしょう?」その方「そうでしょうけど、素晴らしいなんてとても思えません!」私「その自分の不都合に、感謝できれば卒業できるのでしょうけどね。」そんな会話が続きます。「解っちゃいるけど止めらんない ♪」なんて歌が、昔ありましたね。最後には、すっかりと癒されて、顔つきまでが変わってくる。涙する場面もありました。解ってもらえない方も、もちろんいらっしゃいます。でも、こういう生き方考え方もあるんだという事は心に残ってくれます。縁あってお会い出来、お話までさせていただくのも意味のあること。すべてが必然。いつか、解る時が来る。今年も、たくさんの出逢いがありました。どれだけ、光を流せたのだろうか。これからの季節は、ハイシーズンが終わって、更にゆったりとした時間が流れます。ここは磁場の高い島だから、ただ居るだけで癒される。美味しい空気を胸一杯に吸い込み、波や野鳥の声を聴き、島の野菜を食べただけで浄化されます。何があっても自分を、そして他人も許せる愛を持っていたい。そういう人達の集まりが、弥勒の世。どれだけ、そのお役に立てるかが私の使命です。つかの間の青空に虹が!!