介護とお金の座談会
今日は介護とお金の座談会でした。MB倶楽部の方には、詳しい座談会レポートを差し上げています。そのレポートの一部をご紹介させていただきます。MB倶楽部 第3回の座談会の目的は、介護の現状を知る。お金がどれぐらいかかるかということを知る。介護について漠然と不安に思っていることを座談会という場で話し合うことで解消すること。今回の参加人数は、MB倶楽部座談会では最高の12名のご参加で、参加者の皆様の意識の高さに大変感心いたしました。介護士である、スペシャルゲストをお招きしまして、温かい雰囲気の中スタートしました。今日は座談会ということで、みなさんに介護について不安なことや思うことをお話していただきました。(参加理由でもあります)・介護のお金について学びためておきたい。・祖母の介護に向き合いたい。・知識がまったくないに等しいので知識を持っておきたい。・介護に無知で、両親もいよいよ介護が必要な年齢になってきたので不安。・高齢の母の介護前に身内ができることを知りたい。施設の上手な利用の仕方。・介護経験があり、ヘルパーや施設にお世話になった。より介護を学びたい。・親の介護や自分の介護の心構えを知りたい。・特別老人ホームに入っている身内がおり、介護は身近な問題でもっと知りたい。などなど興味のあるお話をお一人お一人いただきました。みなさんの不安をひとつでも多く解決する座談会でありたいと思い、今回企画いたしました。介護に必要な期間が長期化しています。データをとりますと10年以上の介護はなんと全体の10%以上です。介護以外にも必要な保険のきかない費用があり、長期化すると1,000万円を超える状況もあるということです。そして、福井県の現状データなども見ながら、話を進めました。介護が必要になったときのためにお金の準備をしているのかとアンケートをとりますと、準備はほぼ半数の方がしていない結果だそうです。このような現状から、ライフプランでは、急な支出の中にこの介護部分(親も自分も)をいれていくべきではないかと最近強く思っています。現在日本には介護保険制度があり、現在65歳以上の方は1割負担となっています。保険料負担は40歳以上の方です。ここで、注意点としましては、40歳以上65歳未満の方で介護保険の保険料負担があっても、実は条件があり老化が伴う原因の部分についてしか介護保険の適用になりません。65歳以上であればよいですが、40歳以上65歳未満の方が交通事故で一生介護状態になっても、1割負担にはならないということです。実際に、介護保険を利用する2つのステップがあります。Step1 要介護認定申請 市町村役場の介護保険窓口に手申請。訪問調査員が自宅に訪れ調査し 認定通知します。Step2介護事務所と契約してサービス開始 ケアマネージャーとケアプランの作成をします。 居宅介護か施設介護などを相談できます。介護は、痴呆状態が進んだ場合ではなく急に訪れる場合もあります。脳梗塞で全身不随や、骨折などで歩けなくなる場合です。慌てずに申請をしましょう。座談会後半は、質問を交えながら講師に直接質問され、どのご質問も非常に勉強になりました。最後に介護現場から伝えたいことをMさんがお話してくださいました。・介護になられた人に対して優しく接してあげてください。 痴呆は病気なのできつく叱ったりするのは、やめてほしい と思います。・家族が介護になった場合、無理せずにいろんな方の力を 借りてください。 介護の現場は壮絶であり、自分の家族が介護状態になったら 24時間365日と考えると非常に大変。介護士のMさんでさえも 介護をする自信はないとのこと。介護の精神的負担は重いので、 いろんな方にアドバイスを受け、自分だけで決してがんばらないように。・介護状態になったときの自分の希望は多くの周りに伝えておきましょう。 エンディングノートを書いたり、家族だけではなく、親戚縁者に話を したりしておくことが大事。遠い親戚が文句をいわれるケースが多いから。Mさんのお話に終始うなずいていた受講者の皆様。介護に関していろんなことが知れた時間でした。意味のある時間になりましたこと、現場で介護の方と深く接しておられる、Mさんのご協力あってこそだと感じました。貴重なお話ありがとうございました。MB倶楽部の皆様には9枚の詳細な座談会レポートをプレゼントいたします。次回のMB倶楽部は、11月5日(金)18時半~20時半自分コーディネートの葬儀とライフプランの座談会です。お申し込みはお早めにどうぞ!