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テーマ:療育現場で働くみなさ~ん(41)
カテゴリ:仕事のこと4
T町3歳児健診。
最近まれに見る大人数。といっても小さな町なのでびっくりするほどではないが、それでもいつもの2倍。この子達が生まれる年ってなんかあったっけ…? もしやミレニアム出産か~。なんて考えてしまった。 おかげで?私も大繁盛!? いいのか悪いのかよく分からないが、よい出会いがあったと思って3人ことばの教室に誘った。 みなさん前向きにというかどちらかと言うと積極的に教室参加を希望してくれた。 こんなとき「あ~よかった。」と安堵するのだが、実はことばの教室は満員御礼状態。 誘うごとにあ~どこの時間帯に入れるかしら…と考え、ちょっと躊躇してしまう。 今日1番目の面接の親子はお兄ちゃんがことばの教室に通っていたというその妹。実はお兄ちゃんのときはあまり真面目に通ってくれず、正直私もその子の名前も顔も思い出せない。 しかし、母は私のことを覚えていた。 こんなときとっても気まずい。しかし、1回きりとかになると覚えているのも難しい。そして、きっと私が誘ったんだろうな…あ~面目ない。 お兄ちゃんは現在1年生。構音の障害だった(つまり音が置換していた。サ行が全部タ行になるとか…)4年前からぷっつり来なくなった彼は結局、置換が直らず学校で指摘を受けて、今病院の言語治療に通っているそうだ。 きっとお母さんも悔やんでいたのだろう。妹はさほど心配を感じられなかったが、自ら相談を申し込んできた。 その時は「いいや」と思うことが、後になって「あのときやっておけば…」になる。 そうならないように前向きになるように誘うのって難しい。 何でもない。必要ないと思いたいのは当たり前のことだから。 1組、ずっと泣いていて、ちょっと気になる子どもがいた。面接でもことばに遅れが見られたようだ。…ようだというのは、結局私とは話したがらなかった。 その前に泣いているので声をかけたが、どうして泣いているのか答えを母は持っていた。 保健師さんが教室に誘ったが「必要ありません」と跳ね除けられてしまったそうだ。 なんか嫌な思い出でもあったのかな。 ガッチリ固いガードをほぐすのは容易ではない。 ただ3年後慌てなければいいのだけれども…。と思うだけだ。 これもおせっかいなのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.10.16 00:30:15
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