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テーマ:障害児と生きる日常(4432)
カテゴリ:仕事のこと
私はできるだけ「大丈夫。」という言葉を使わないように努めている。
「大丈夫。」という言葉は、 発達に心配を持つお母さんにとって、 大きな意味を持つと思うから。 心配でたまらないお母さんに 「大丈夫。」と声をかけて安心させることは簡単だ。 でも、「大丈夫。」と声をかけて欲しい反面、 どうしたらいいのかを求めている。 助けを求めている人への 「大丈夫。」は 何の助けにもならない。 ・・・そう思う。 また、「大丈夫。」といって欲しいお母さんに、 「大丈夫。」という言葉は、 =心配要らない。障害児ではない。 になってしまうことがある。 私のしている仕事は「大丈夫。」と安易に言ってはいけない仕事だと思っている。 友達同士で相談して、 「大丈夫よ~。」 と笑い飛ばすのと、 重みが違ってしまう。 お医者さんも同じである。 お医者さんに「大丈夫。」と言われた、 と嬉しそうに話す方もいる。 お医者さんはなぜ「大丈夫。」と言ったのだろう。 病気が「大丈夫。」と意味合いが違う。 たった一言だが、これが大きな誤解を生む。 学校の先生でも同じだと思う。 勇気を出して子どもの障害のことを話したとき、 「大丈夫。」「心配要らない。」 は、却って肩透かしにあったような言葉ではないかと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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