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テーマ:小学生ママの日記(28697)
カテゴリ:身近なこと2
家庭内でショッキングな事件が起きた。
…といっても突発的に起きたわけではなく、 ジワジワと起きていた。 内容は親としても恥ずかしくて、 書くのもためらってしまう。 事件は兄の方が起こしていた。 兄は弟と全く違って、物静かではあるが、 自分のことは自分でして、 小さい頃からそれ程世話の焼ける子ではなかった。 お手伝いも嫌そうな顔を少ししても結局やってくれていた。 土曜日に事件が発覚して以来、 今までの行動を思い起こすと、 そういえばおかしい…という場面が次々と思い当たる。 彼は自分の机の上の整理整頓も言われなくてもしっかりやるので、 本や鉛筆が分類されて、整然と並んでいる。 集めているトレーディングカード類も何かの規則に従って束ねてある。 我が家には子ども部屋がない。 故意に作らなかったわけではなく、 部屋の構造上作れない。 せめて机だけが彼の好きなものを置く空間と言うことで、 その部分にはあえて触らないようにしていた。 彼も勝手に机を片付けることを嫌がっていた。 私は彼を信頼していた。 …と思っていた。 後で思うと、ちゃんと見ていなかったのでは。 これは信頼と言う蓑に隠れた、放任だったのではないか。 彼の机の中には買ってあげた覚えのない、 ゲームやおもちゃ類がたくさん隠されていたのだ。 (ちなみに万引きではない) 知らないうちに大量のゲームを制覇していた。 それらの軍資金の出どころは、旦那に渡すお小遣いを入れる袋からだった。 …そういえば旦那が最近使い込むの早いなあと思ってはいたけど。 ゲームを大量にやることがどうなることか、 常に彼には話していたつもりではあった。 ある程度は節目に買ってあげていたが、 言われるがまま欲しいままには買い与えなかった。 ゲームをするときも見えるところで時間を決めてとルールも作ってきた。 …そういえば最近漢字の覚えがやたらと悪い。 お願いしたことが1回で聞けない。 目がおかしい。 トイレが長い…。 等々いくらでも思い浮かぶ。 勉強意欲がなくなったり、 常にかったるい感じでいたのには気付いていたので、 そちらのほうばかりに目をとらわれて、 もっと深い部分を考えようとしていなかった。 蓄積された量から相当長い月日が流れている。 なんでこうなるまで気付かなかったか。 悪いことをした彼を叱るよりも、 気付かなかった私たちにほとほと情けなくなる。 きっと彼は大丈夫と安心しすぎて、 ちゃんと見てあげていなかったんだと思う。 信頼する…ということばはカッコいいけど、 放任と紙一重だなあ。 だからって何でも干渉しろではなく、 信頼して見守って、ちゃんと評価して…。 彼はわかっていたんだと思う。 私たちがちゃんと見ていなかったことを。 子育て支援に関わる仕事をする私が、 自分の子どもに対してこんなんでいいのか! 一気に自信がなくなってしまった。 漢字の苦手な彼のために、 漢字カードを作った。 その時初めて学校の教科書を見る。 こんなことやっていたのか…。 漢字に前向きではなかった彼が、 そのカードを見てやりたがった。 叱られた後なのに、一緒にできることを楽しんでいる。 そういえば今までやらないことに腹を立て、 思うようにやっていないことに憤りを感じた。 自分でできるはずなのに、 こちらの時間も割かなければいけないことも負担に感じていた。 いつの間にか何かを見失っていたんだなあ。 自分も楽しみながら、 当分彼と真剣に向き合おうと思う。 自分がいつまで続くか…実はそれが一番心配なんだけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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