宮古島100kmウルトラ遠足完走記
[大会データ]エントリー:598名出走者:561名完走者:462名完走率:82.3%[大勢の参加者]10年区切りで大会が終わった"さくら道"同様、これで終わってしまうのでは?と思ったのか10年記念でいろいろ特典があるので多くの参加者が集まったのか、600人近くもいて応援者を入れると1,000人以上いたことでしょう。前夜祭はとてもにぎやかでした。[~スタート]前日は21時には就寝しましたが、気が高ぶってなかなか眠れませんでした。しかし、2時40分には起床。実睡眠時間は4時間くらいでしょうか。でもこれから楽しい遠足(えんそく)が始まるのだと思うとワクワク!みんなも同じようで朝食が始まる3時にはレストランはランナーで9割の席がうまっていました。しかし、そこにほっすぃの姿はなかった。前日には、30分前には宿を出るよ。と行っておいたけど大丈夫かな?イヤな予感は的中。30分になってドアを叩くと、まだ準備中~!結局宿を出たのはスタート10分前。歩いて7~8分掛かるし、荷物も預けないといけない。近道の砂浜を早歩きで行き、どうにか5分前にスタート地点に到着。急いで荷物を預け、一安心。そしてお約束の記念撮影。1,2分後にはゲート横から出発!サロマでも痛感したがほっすぃはスタートまでの準備がまったくダメだ!!今後は勘弁してくれよ。┐(´~`;)┌[スタート~]前半の約半分は1人で走り残り半分は昨年も少し一緒に走ったA野さんと走ることができました。ちょっと早いかな~と思いましたがすずしいうちに距離を稼ぐにはいいかな?と思いしばらく並走していました。しかし、幸か不幸か池間島の手前で大をもよおしてきたのでA野さんに先に行ってもらい、島の入り口にあるトイレで用を済ませました。あっ、私は見た目と違って非常にデリケートな体なので、こんなに早い時間に起きてしまうと出したいモノもでないのでほとんどの大会では大会中にトイレ(大)をすることが多いのです。確かに5~10分以上のタイムロスはありますが…まぁ、自然な出来事なので気にはしません。(^o^;[池間島~]トイレに行って体重が軽くなり気分も軽く、途中のハイビスカスをバックに走るランナーを撮ったりしました。さぁ、そろそろ日の出だ。暑くなる前に頑張ろう!っと少しペースを上げる。何十人ものランナーに抜かれているはずだ。少しずつ抜いていこう!すると、スパルタスロンでお世話になったM田さん、あちこちの大会でよくお会いするN永さんなどに追いついた。少しだけですがお話をし元気力アップ!順調にペースを維持しなんと中間地点の数キロ手前でA野さんに追い付くことができました。私よりも早いランナーなのでもう会えないかと思っていたのでびっくり!体重が増えたと聞いていたのでそれがペースダウンにつながったのかも。最初の頃よりもすこし息が荒い感じでした。中間地点まで一緒に喋りながら走りました。[中間地点~]中間地点のエイドではのんびりとさとうきびジュース、だんご汁をご馳走になりました。絞りたてのさとうきびジュースはちょっと青臭いときもありますが素朴で甘さもほどほどでとても美味しいです。ネコ舌の私はだんご汁をハフハフさせながらゆっくり食べている間に女性のトップランナーが到着。続いてさっき追い抜いたM田さんが到着!しかしM田さんはすばやく食事を済ませ出発。女性のトップがM田さんに代わりました。はやっ!M田さんにはスパルタスロンで格好悪いところを見られているので、この大会でもあまり遅いと笑われるかな?と思い、重い腰をあげA野さんよりも先に出発!さすがに日が高くなってくると暑いです。しかも、東平安名崎までは追い風気味で走っていると無風状態。汗がだらだらと目に入りしみます。ずーっと1人で走り、前を走るランナーを次々にパス。しかし、M田さんには全然追いつきません。姿も見えません。東平安名崎に入る頃にはさすがに疲れてきました。[東平安名崎~]気分転換にコースを外れて写真を撮りリフレッシュ!コースに戻ったところで折り返してきたM田さんに余裕だね~!と冷やかされ完全に正気に戻ることができました。その後はアップダウンがあるにもかかわらずイーブンペースをまもりゴルフコース手前のエイドに到着。普通ならここでペースが落ちるところを頑張ってペースを維持したので少々疲れた。エイドでちょっと長めに休憩をしていると、近くの東屋で休憩中のA井さんを発見。確かスタート後10キロぐらいでぶち抜かれその後中間地点でも追いつけなかった人だ。"いいペースで走ってたのにどうしたんですか?"と尋ねると"足を痛めたので休み休み行きます"とのこと。A井さんは昨年W100をチャレンジした人だ。まだ私よりもずっと若いしペースを上げすぎたのだろうか?走力のある人なのに残念だ。私も気をつけなければ!とM田さん追撃をあきらめマイペースに徹する。ちょっとA井さんを自分に重ねてビビった!?(^o^;しかし、その後はマイペースで走るも疲れからか足が重くなってきた。いつものドイツ文化村での応援に期待しよう!そう、私は、単純な人間なので応援されると元気が戻るのだ!(^o^;ゴルフコースを抜け、ようやくドイツ文化村へ到着。しかし、いつもと様子が違う。誰もいない…。(@_@;あ~、がっかり!交通安全用に立っているお巡りさんも無視しているように遠くを見ている。パンクしたようにペースダウン。[ドイツ文化村~]しかし、ここまでくれば残り10キロもないのだ!頑張らなくては!気を取り直して前を行く。少し走ると豆腐屋さんの前のエイドに到着。ヨレヨレになったランナーがエイドで休んでいる。早いランナーほど後半はキツイのだ。水を一杯一気飲みし、"あと少しですね!ガンバ!"と声を掛けエイドスタッフにお礼を言って出発。工事中の橋を渡る際、運河を見るとマングローブがびっしり。写真でも撮ろうかな?って立ち止まると後ろからランナーの姿が!おっ、さっきのランナーだ。ガンバ!と言っておきながら休憩しているんじゃカッコ悪いかな?とそそくさと走り出す。よし誰にも抜かれないぞ~!p(^o^)qあっ、そういえば、中間地点以降誰からも抜かれていないのです。随分前に応援してくれた人が10位だと言っていたし、それ以降何人も抜いてきたので結構いい順位かも!?なんて考えながら来間島の入り口を左折。島に掛かる来間島大橋の手前に応援者がいて、"5位ですよ!頑張って!"だって!"5位!?すげっ~!"思わず声に出してしまった。後ろから笑い声が…(^o^;そんなに抜いたっけ?遠足では早いランナーたちも流して走っているから休憩中にでも抜いていたのだろう。考えているうちにトップ、2番のランナーが元気良くすれ違っって行った。余裕の走りだ。橋の後半ではM田さんが元気に折り返してきました。1キロ近く離れているだろうか、あまり離れていると笑われちゃいそうなので追い上げたいけどここで頑張ると明日に影響してしまうので冷静にペースを守り、来間島に入る。ここは最後の難関のガタガタコンクリートの急な登り坂がある。しかし、距離は短いので頑張って走る。でもスピードは元気な人の歩くスピードと同じくらいかな?でもその先にはエイドがあると思うと頑張れるのだ!昨年はこの最後のエイドでアイスキャンディがもらえたけどあるかな?と少し期待をしながらエイドに到着。アイスキャンディはなかったけど氷入りのコーラが!一気飲みし、氷をリスのように両方の頬に入れすぐに出発。[来間島~]橋に戻るとエメラルドグリーンの海!遠くにはゴールの東急リゾートが見える。風もそれほど強くないし気持ちがいい。最後のサプリとして記念撮影をしてテンションアップ!しかし、冷静に残り2キロはクールダウンとしてペースダウン。でも、ゆっくりゴールすると先にゴールしているM田さんに何か言われるかな?と東急ホテルの入り口付近からはペースを上げてゴールテープ直前で歩いてゴール!やったぁ!!海宝さんとガッチリ握手をして一気にへなへなに![ゴール~]その後は、先にゴールしていたランナー、M田さんと歓談した後、一旦宿へ戻り風呂で汗を流ししばらく休憩。レンタル自転車(ママチャリ)を借り、途中すれ違うランナーを応援しながらワイドーの受付のあるドイツ文化村に向かう。途中で萩往還仲間のH末さん、I川さんに遭遇!両氏ともに怪我や風邪などで体調が悪いのに元気に帰ってきました。往復&受付で50分以上掛かったでしょうか。しかし、この自転車こぎが適度なクールダウンにもなったみたいで足が少し軽くなった気がしました。両氏のゴールを出迎えしばらく歓談してから別れ、一旦宿に戻って食事を済ませ、A野さんと再びゴール地点に戻りランナーを出迎えていました。同室のAさんも制限時間前には余裕でゴール![制限時間~]しかし、最後のカウントダウンをが終わりゴールの火が落ちてもほっすぃとK田さんが戻っていません。A野さん、Aさんは宿に戻り、私は2人の捜索をしにコースを逆に歩きだしました。満月に近く月明かりで路面は見えるので明かりをつけないで来るランナーが多いです。"お帰りなさい。ご苦労様!海宝さんが待ってますよ!"と声を掛けながら、次か、その次か?と気付けば来間島大橋の入り口です。(^o^;入り口の先に知り合いのスタッフがいたので最終ランナーはどこ?って聞いたらこの入り口の手前にいたランナーは危ないので全員収容したから、今、島に向かっているランナーが最終ということでした。ってことはほっすぃやK田さんはこれから戻ってくるのか?それとも収容されてしまったのか?待っているより迎えに行ったほうが早い!と来間島に向かう。しかし、戻ってくるランナーは別人ばかり。収容されてしまったのか?とほっすぃの携帯に電話を入れるが出ない。まだ先か!?祈るような思いでさらに先を行く。とうとう島に上陸してしまった。(^o^;すると前から女性らしい人と大きな人が。後方の車のヘッドライトでウェアの色とかが分からない。やっと見えたK田さんと男性ランナーだ。"お帰りなさい。ほっすぃは?と聞くと"ちょっと前に収容されたと思います"とのこと。ゲッ!空振りのすれ違いか。でも収容されたなら戻らなくては!すると、後方からスタッフカーが近づいてきて声を掛けてくれた。"ス:ランナーですか?"、"私:いえ、知人を迎えに来たのですがどうやら収容されてしまったようなのでこれから帰るところです。"、"ス:じゃ、乗っていく?"っていうことで乗せてもらい、途中、ランナーや私同様に迎えに来た人を乗せゴールへ。忙しい中、ありがとう![捜索終了~]スタッフのおかげで23時には宿に戻れたが、ほっすぃは、やはり電話に出ない。寝たか風呂にでも入っているのだろうか。心配だが、ちゃんと部屋には戻ったし、もうすぐ同室のK田さんもゴールし戻るだろうから大丈夫だろう。私も寝なきゃいけないし…。でも、寝る前に我々を心配して結果を待っているメンバーにメールをしなければ!(^o^;急いでメールを出して寝床につくと同室のAさんが戻ってきた。結局、眠りに付いたのは24時を過ぎていただろうか。しかし、Aさんがベットに戻って数秒で爆睡してました。(^o^;(ワイドー完走記へ続く)