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カテゴリ:道具あれこれ
乾燥させて半月近く経ち、完全に皮も剥いでみると・・・鮎ダモのほうにヒビが何箇所か発生したので、漆固めとしました。
とういうことで、当初の予定通りに渓流ダモの方から徐々に作業を進めることに。 まずは使用する石突をクラウンスタッグの部分から選択。丁度鹿の角の根本にあたり急テーパーで絞られているので良さそうでした。 抜き差しを考えると、タモ枠の径よりも絞られているのがベスト。以前は先端を使用しましたが今回は在庫品にて対応。 ただし・・・写真のように鹿の角は髄の部分が海綿状のため、見栄えを考えるとココを塞ぐ必要があります。 金属(真鍮)や螺鈿(貝殻)で処理を考えたのですが、折角の鹿角石突の意味を成さないのでNG。写真に薄い板が見えますがコレを使います。 実は板も鹿の角の一部。喧嘩角の生えている箇所は意外と平坦ですので、切り出して必要な面積を確保できました。 その後はひたすら同じ厚みになるように研磨・・・のみ。面研磨#1000で一旦終了です。 鹿の角の板は意外に丈夫で1.5mm厚に仕上げましたが、ニッパーで切れません。粘りがあるからなのでしょう、実用強度でも十分そうです。 石突に貫通穴をあけ、位置決めできるようにして渓流タモ枠の余分な枝を切り落としておきます。 石突部を綺麗に面研磨するには写真のような冶具を作ると簡単に出来ました。 さっとアタリをとってから、石突をあてがって・・・先程空けた穴をカイドにドリルでガガガッと穴を。石突はそのまま板を接着し・・・後日研磨して取り付けます。 ある程度、枠の処置が終わった時点で蒸気で枠を丸めます。しかし、端をバキッと折ってしまいました(笑) 24cm枠であれば問題なさそうなので、20cmくらいに縮小したまま一旦紐で固定して放置 。 週末までには石突、枠固定をしてみたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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