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カテゴリ:道具あれこれ
先週は所用でバタバタしており・・・週末に風邪の最悪パターン。週末はタモ作業時以外は寝たきりでした(笑)
まずは石突きですが、写真のように鹿の角の板材(t=1.5mm)を貼付け、渓流ダモの径に合うように全体を軽く#400で研磨しているだけです。 多少色違いではありますが、初の試みに満足しています。続く鮎ダモについても同様な処理を考えていたので・・・大きな自信になりました。 見た目も良く、切りっぱなし髄のままよりソフトだと思います。これが失敗していたら、鹿の角の研磨粉とエポキシ接着剤を混ぜる予定でした(笑) タモ枠との接続にはM6ビスを考えていたんですが、切り落とした枝が勿体無いということで簡単に削り込んで石突固定の心材に流用! 金属ビスの心材の方が、強度が強いのはわかるのですが・・・なんとなくこだわってみました。 まあ、少し柄が長めなので重量物を埋め込みたくないということもあったんですが・・・。あとは接着後に素地調整時の研磨で終了です。 同時進行で枠の継ぎも行いました。今回、渓流用ということで直径を24cmとしましたが、節と節の間隔が狭く接合距離があまり取れませんでした。 枝の太さも6mm程度なので・・・接合距離は約3.5cm程度。鹿角同様見た目重視なので、ダボ接続としました。 接続面(継ぐ箇所)に直径2mmのダボ(といっても、コレもカヤ材から削りだしてます)を垂直に固定します。 以前、枠継ぎのときは枝と水平に補強材を入れたんですが・・・加工精度が大変なのでコレも新たな試みとなります。 ダボ自体は枝と斜めになっていますが、長さ5mm程埋め込んでいます。 最初に継ぐ面を鉋やペーパーでキッチリ出しておけば、片方にドリル→ダボ固定。そのままダボに鉛筆で印を付けて・・・反対に穴あけの手順です。 この工程は枠の斜め切りあわせて1時間程度だと思います。やはり、豆鉋は重宝しました。 その後、エポキシ接着剤にて固定して(本当は漆にしたいのですが・・・)約3日後に作業再開の予定です。 乾燥中は鮎ダモのクセとりを行いました。微妙なひび割れが出ていたので漆固めしていましたが・・・時間と共に若干歪んでいました。 本当は1年以上放置が望ましいのでしょうが、来週には作業に取り掛かりたいと考えてます。そういう意味ではこの渓流タモの作業が良い練習となってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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