同窓会
よりによって何十年も音沙汰無しで いきなり中学と高校いっぺんに同窓会の案内が来た。高校のそれはバブルの頃でパーティーがあるからと誘われ会費がいくらと誘われ「いけない」と言うと「いいねん、来なくても」と薄笑いを浮かべた。いわゆるパーティー券の走りを疑問に思うことなくやってのける人達が主役。美しさとキャリアとそれなりの自信を彼女達は「そんなつもりはない妬みだ」と言いながら酒を食らう。そんな同窓会には行きたくない。中学のそれは初恋の走りで交換日記をしていた人が幹事。100人の友人を持っていることが自慢だった。私には100人の顔見知りより数人の友人がいればそれでいい。何かに利用したりされたりそんな関係より苦しいと吐露できる友人がいればそれでいい。苦しいと吐露されれば飛んで行ってあげる、そんな友人がいればそれでいい。想いでは想い出として閉じこめていたい。同窓会を企業に託してまで参加したいとは思わない。暗いですか?マイナス思考ですか?もっと齢を重ね余命を宣告されたならもし私が犬になったならその時参加したいと思います。