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2013.06.28
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テーマ:徒然日記(23460)
カテゴリ:教育
英語の不得手な私などが語っても説得力が無いが、こうした論説は一読に値すると思う。

「英語などネイティブにまかせとけ、日本人はもっとやるべきことがある - 渡辺 龍太」


大昔のジョーク
ドイツの経済学者がアメリカの学生に語った。
「英語翻訳の資本論を読んだくらいでマルクスを理解したと思うなよ!」
次に日本の学生に向かって
「君たちが、此の難解な日本語訳で資本論を理解出来ているというのは驚くべき事だ・・・此れを再度独逸語に翻訳する事は私には出来ない。出来たとしてもマルクスにも理解出来ないだろう」


言語リスクを超える勤勉さと理解力・吸収力の優秀さが現在の経済立国日本を支えてきた。 論文を原文で読む必要のある研究者や、海外に赴任する企業マンの様に、外国語をそのまま生きる為のスキルとして機能させなければいけない日本人が現在どれ位存在するのだろうか?

中高6年、大学も合わせれば10年間も英語に触れながら日常会話すら覚束ないのは日本人の能力の所為では無く、日本国の環境が必要としていないからだろう。

「出来なければ(遣らなければ)いけない事」と「出来た方が(遣った方が)良い程度の事」の区別と優先性の判断は社会でも個人でも大切だ。これが曖昧なままの様々な認識が社会に共有されてしまうと社会の非効率さは増していく。


英語と言う「道具」が目的化される風潮は余りにも日本的で笑える現象なのかもしれない。日本人が必要としているのは英語では無く、英語的な「主語のある責任ある言動」なのだろう。






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最終更新日  2013.06.29 03:17:47
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