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2015.05.11
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カテゴリ:政治
海外の著名な学者による「日本の歴史家を支持する声明」が出され、国内で賛否両論入り混じって論議になっている事は衆知の事だと思われます。
既に多くの当該声明に関する分析と意見が出ていますが、其処で論点とされていない点の指摘をしておきたいと思います。

声明文中にこうした文章があります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「多くの国にとって、過去の不正義を認めるのは、未だに難しいことです。第二次世界大戦中に抑留されたアメリカの日系人に対して、アメリカ合衆国政府が賠償を実行するまでに四〇年以上がかかりました。アフリカ系アメリカ人への平等が奴隷制廃止によって約束されたにもかかわらず、それが実際の法律に反映されるまでには、さらに一世紀を待たねばなりませんでした。人種差別の問題は今もアメリカ社会に深く巣くっています。米国、ヨーロッパ諸国、日本を含めた、十九・二〇世紀の帝国列強の中で、帝国にまつわる人種差別、植民地主義と戦争、そしてそれらが世界中の無数の市民に与えた苦しみに対して、十分に取り組んだといえる国は、まだどこにもありません。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「日本以外も問題は抱えている」とする一見は日本を慮った様なこの文章其の物に誤りはありません。しかし、欧米各国が歴史的に謝罪し易い人種差別問題に関する指摘はありますが「性差別・性暴力問題」を其の陰に隠し、韓国や欧米各国にも存在したはずの「売春婦」「慰安婦」という単語を意図的に使っておりません。彼等也の欧米先進国が過敏に反応する「性差別・性暴力の歴史」への配慮だと思われますが、その配慮が当然日本国にも払われるべきものであると彼等が気付いていれば声明文は違ったものになった事でしょう。
あるいは朝鮮戦争やベトナム戦争における慰安婦問題に一言でも声明に触れてあればと考えますが、それを出来無かった理由への自問も彼等に要求したいと思います。
「性差別・性暴力の歴史問題」は世界中の国家全てに共通する敏感な問題だという事です。

日本国政府と日本国民の殆ど(全てでは無い様ですが)が先の大戦への反省の念を持っておりますし「慰安婦」そのものの存在も認め政府は謝罪も行っています。
強制性を根拠としない人類普遍の「性差別・性暴力問題」への声明であるというのなら此の声明文自体に意味はありませんし、元々が歴史的に売春という行為は経済的・社会的な問題を契機とする直接的間接的な強制性をもっているもので此れは日本特有のものではありません。慰安婦問題として日韓二国間の懸案となっていた部分は「慰安婦の存在」そのものでは無かったハズなのですが、此の声明文も何時の間にか人類普遍の「性差別・性暴力罪」のど真ん中に日本だけ置いて非難を一身に受けさせる構図にしています。
遅れてやって来たマヌケな最後の帝国主義国家はカラードだったから全て尻拭いさせてしまえという事なのでしょうか?

私自身は韓国併合を「韓国の為だった」等という様な言説に組しませんし、先の大戦も「アジア侵略戦争」と「日米戦争」は分けて考えている立場です。しかし近年の韓国の反日プロパガンダ、とりわけ欧米各国へ向けた活動は明らかに節度を越えたものであり、日韓の歴史を知り、これまで嫌韓意識の無かった良識ある日本人の意識まで変えてしまいました。
私は共産党系の産別組合で地域役員などしておりますが、組合員の中からも反韓的な発言を多く耳にする様になっております。

結局、この親日学者の皆さんは声明文を通して日本に如何しろと言いたいのでしょうか?「偏見なき清算」とは村上春樹氏の言う様に、相手が「もういい」と言うまで謝り続けろという事なのでしょうか?

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最終更新日  2015.05.12 01:38:03
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