職人として・・・(たけうち倒産に思う事)
今回の大手小売店の倒産は我々職人にも多大な影響をもたらす震度8の激震です。まだまだこれから余波が襲い掛かってくるでしょう、職人の殆んどが自分の染めや織り上げた商品が何処でどの流通で消費者にどのような売られ方をしているか知らない事が多いのです。出来るだけ良い物をお客様によろこんで頂ける様に職人達は熟練した技で気持ちを込めて創作しています。そんな着物や帯などを悲しませるような事は着物ファンの方達にも失礼ですし、創り手にも悲しい事です。これから物創りがますます出来にくくなる事が心配です、職人(糸・生地・材料・道具・染め・織り 等)それぞれの職人の手が無ければ物創りが出来ないし、リストラや廃業などされたら大変です。今回の件で流通を見直し呉服業界の変革を望みます。ゾンビのように同じ怪物はいりません。振袖の下染め中です、御誂えでお客様が柄図案を考えられてオリジナルの振袖になります。来年の成人式で着用されるので、喜んで頂けたら嬉しいですね。 人気blogランキングへ