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テーマ:生き方上手(685)
カテゴリ:自分を変えたい
「素直になる」を今回のテーマにします。
私の課題でもありますのでちょっと自分の首を自分でしめる羽目になりそうです。 そもそも「素直になる」とはどういうことだと思いますか? 其処をちゃんと押さえないと意味を履き違えてしまいますので注意しましょう。 まず「素直」とは三省堂の国語辞典によると「一、人の言う事をそのまま受け入れて、おとなしい様子 二、癖のない様子」とあります。 ここで人の言う事をきくだけと勘違いしてはいけません。 自分の自主性を持たずに他人の言うがままに動くのは「素直」ではありません。 それはただの操り人形であり人間ではなくなってしまいます。 これは親子関係で一番履き違えてしまった状態(細木数子先生の言われる子供の私物化)でもあります。 もし、これを読んでいる貴方が親で子供が自分の言うとおりに全て動くいい子だと思っているのなら、貴方は子供を人間と思っていないという事になります。 子供のためにやっている?それは本当に子供のためになっていますか?親の自己満足ではありませんか? まあ今回はそういった話ではないので余り追求をしませんがちょっと考えてみてください。 基本的な話ですが、人は自分以外は例え血縁関係があっても自分でない「他の人」です。 ですから自分の思い通りに動くのは自分だけで、自分以外が自分の思い通りに全て動くわけではありません。 もしそうしたいのならそれは貴方の我儘でしょう。 それでも自分に見えている他の人のやった方が良いことや止めた方が良いことを助言した場合は聞いてほしいですよね。 「素直になる」とは自分の自主性を持ちながら、そういったアドバイスはきちんと感謝の心で受け止める事、になります。 しかしこれがまたなかなか難しいのです。 今までの価値観や立場、プライド、年の上下やその人の言い方などでそういったアドバイスを「素直にな」ってきく事を邪魔するからです。 また今までの経験で疑心暗鬼になっているかもしれません。 耳に痛いことを言われると反発してしまうかも知れません。 以前に付き合いのあった年上の女性の言動が目に余るようになった時、私がアドバイスをすると「どうして言いがかりをつけるの」とか「貴方は私のこと分かっていない」と反発された覚えがあります。 結局色々あってその方とは縁を切ったのですが、どうやら私が年下であった事と、自分が他人のためにやっているから絶対に良いことをしているといった先入観があった様で、何故私がそういった耳に痛いことを言ったのかが理解できなかったようです。 私も言われ方やタイミングによってはアドバイスを素直に聞けないことがやはりあります。 しかしその場合は後からでもゆっくり「何故この人はこういった事をいってきたんだろう」と考えるようにしています。 耳に痛い事、心にグサッと来る事は必ず何かあるはずですので其処から逃げずに考えてください。 更に「素直になる」を深く追求したい方には「素直な心になるために/松下幸之助著/PHP文庫刊」がお勧めです。 ちなみにこの本は私の尊敬する渋井真帆さんが「素直になる事が大事」というお話をされた時に 「そもそも素直になるってどういうこと??」と思った時に出遭った本です。 結構私って幸運な本との出会いが最近多いです。 では明日は「自分のこと好きですか?16」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.13 23:06:15
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