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テーマ:生き方上手(685)
カテゴリ:自分を変えたい
「相手に期待するのを辞める」
貴方は誰かに何かをしてあげた後、「これくらいしてあげたんだから、相手からもそれくらいはして貰って当然」と考えていませんか? もちろん何かを与えたら(ギブ)もらう事(テイク)もあります。 いわゆるギブ&テイクというのはそういうことです。 しかし何かをもらう事ばかり考えて何かを与えていては、得るものも少なくなりどんどん貴方の心は醜くなっていきます。 「~~してあげたのにーーしてくれない」とか言うセリフはその典型です。 友達と冗談の範囲で言う分には可愛いですが、心からのこのセリフは恨みが入り込んでいて自分を貶めていきます。 「でも何かしてあげたら、してもらうのが当たり前じゃない?」 と今言った方に質問です。 もし貴方の周りで「〇〇してくれたら△△してあげる」という人がいたらどう思いますか? △△が貴方にとってとても魅力的で欲しいものならすごく嫌なことでも○○するかもしれませんが、そうでなかったら「ふーん(するわけ無いじゃないそんな事)」で済ませませんか。 実は「でも何かしてあげたら、してあげ返すのが当たり前じゃない?」 というセリフは積極的には言わないけど「〇〇してくれたら△△してあげる」という人と同じ事を言っているんです。 何かをもらうために先にするか、何かをもらったからするかの先にする・後にするの差だけで、相手から何かを得ることを目的としている点で同じなんです。 そこで考えて欲しいのは自分が逆の立場にいたらどう思うかという事です。 もちろん、何かをしてもらったら何かしてあげたいのは当たり前の心理です。 でもそこに「感謝」の気持ちが無ければただの儀礼的なこと(義理)に過ぎません。 更に言うなら人は「感謝」したくなることをされなければ、何かお礼をしようと思いませんし、どうしても何かをして返さなくてはいけない場合でも手を抜く事になりかねません。 「~~してあげたのにーーしてくれない」と言うせりふを言う事が多い人は自分が相手から何かを得ることばかり考えてて、何をしてあげたら喜ばれるかということが抜け落ちている事が多いのです。 相手のして欲しい事を考えてして、更に自分の欲しい事をして貰う方法もありますが、これも必ずしも成功するとは限りません。 もしここで自分の欲しい事をして貰うこと(相手に期待する事)を頑固に主張するなら今後相手は自分の何かしてあげようとするのを拒むかもしれません。 何処かでお話しましたが、自分自身以外は血が繋がっていても「他人」です。 ですからまず自分以外の「他人が自分の思い通りに全て動くことは無い」事は理解しておきましょう。 「期待する事を辞める」とはいつも自分の欲しいものが相手から100%得られると考える事をやめる事です。 少しの期待はしても構いません。 しかし期待が外れたからといって相手を責める事はやめましょう。 自分に色々な事情があるように相手にも事情があるのです。 ちなみにきちんと約束したことに対して相手が反故にした場合は怒っても構いません。 これはれっきとした「契約違反」になりますから相手に期待する事とは違います。 あなたが見返りの無い愛情や無償の気持ちをもらったらすごく感謝するように、貴方が誰かに見返りの無いことをすれば同じように感謝されます。 そしてそれはいつか大きな愛情で貴方に帰ってくるでしょう。 本当のギブ&テイクの関係は本人達にしたらギブ&ギブ(お互いに与えあう)関係だそうです。 端から見るとそれがギブ&テイク(与えたから貰う)の関係に映るそうです。 この二つは同じように見えて感謝の気持ちで繋がっているか、契約の関係で繋がっているかというようにかなり違います。 最初はなかなかギブ&ギブになれないかも知れませんが、貴方が見返りを求めないギブを行い続ければ、必ず感謝の気持ちで繋がっているギブ&ギブの関係になれるでしょう。 あしたは「自分のこと好きですか?18」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.19 22:04:17
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