上昇気流に乗って

「他人の手を借りるということ」

「他人の手を借りるということ」と聞いてあなたはどう思いますか？

賛成派ですか？
反対派ですか？
それとも「場合によっては良いんじゃない？」と思う派ですか？

時々「他人の手を借りる」と言うとすっごく拒否反応を示す人がいます。
「自分の一人の力でやらないと意味がない」

確かにある意味自分ひとりの力でやらないと意味がないこともあります。
しかしこういう方々がいう「一人でやらないと」というのは「他人の力を借りる」と「依存する」を混合している場合があります。

しかしここではそういう意味ではありません。

自分の力でやろうとしてもどうしても力不足でやりきれないことは多々あります。
そういった場合は遠慮なく他人の手を借りていいのです。

ただ自分でやらなければ意味がない範囲は他人の手を借りることはできません。
それをきちんと知っておくことが大事なのです。

たとえばつい最近、私はパソコントラブルを起こしました。
私一人で対処するには知識も時間もスキルも足らなかったためにそれに適切な対応が出来ませんでした。
そこでカスタムセンターに電話して判断してアドバイスもらったのですが、これも「他人の手を借りるということです。

そしてそのアドバイスどおりに動いて直すのは自分でやらなければいけないことです。

仕事でも同様です。
仕事のを進めていくうえでどうしても自分一人では対処できない量の仕事が舞い込んだとします。
手の空いている同僚や後輩にお願いして、または手助けをもし出られてある程度処理してもらうことは悪いことではありません。

終わったあとにきちんと確認して提出するのは自分でやならければいけないことです。
そしてその前に助けてもらえたらそのときにきちんとお礼を述べ、感謝を示せばいいのです。

一人で背負い込んで苦しい思いをする必要はないのです。
手を借りれることは手を借り、借りてはいけないところは自分で頑張ればいいのです。

きちんとそのバランスをとり、他人に依存しなれば他人の手を借りることは決して悪いことではありません。
むしろよりよいことだといえます。

ですから「他人に手を借りるということ」に罪悪感を持つのはやめてください。
罪悪感を持ってお願いしてもお願いされるほうも嫌な気分になります。

また手を貸してもらえなかったとしてもそれに怒ってはいけません。
手を借りるときは相手への配慮と感謝をもって接しましょう。

そうすれば「他人の手を借りるということ」はよいコミュニケーションの方法にもなるのです。

次回は「怒りを感じたとき」です。