上昇気流に乗って

「自分のリスクを考える」

そもそも『自分のリスク』って何？
と言う人もいるかもしれませんね。

これは人間関係や仕事などでつい癖で出てしまう行動などで他人に不快感を与えるたりして、結果的に自分が損をすることです。

例えば、どうしても言い方が怒ったような怖い言い方をしている人。
この人の場合は「怖い言い方」がリスクになります。

「周りの人は理解してくれているから別にリスクじゃない」
と言う人もいるかもしれません。

「言い方なんて自分の勝手だ。悪く取るほうが悪い」
と言う人もいるかもしれません。

もちろんそんなこと気にせずに貴方を見てくれる人もいます。

しかし大半の人間は第一印象でそんなとこまで見てくれません。

しかし実際周りに人に「怖い」「キツイ」と思われることで自分で自分を周りの人から遠ざけ、人間関係をギクシャクしてものにしているのです。

人間関係は出来るだけスムーズにしておきたい、というのが私たちの本当の願いのはず。
しかし自分のクセでそれが妨げられているとしたらそれは『リスク』以外の何モノでもありません。

仕事でもつい出てしまう言葉などが貴方をよくないイメージを相手に持たせているかもしれません。

どうも仕事がうまくいかない、というのであれば貴方の思考のクセ、口グセ、行動のクセが貴方を窮地に追いやっているかもしれません。
じっくり自己点検してみましょう。

印象のいい人、物事をスムーズに進める人は逆に相手に大変気を使います。
相手を不快にしていないか、これで大丈夫なのか、どうしたら相手を喜ばせることが出来るのか。

そういった相手への気遣いが最終的にその人にプラスパワーをもたらし、めぐりめぐってその人自身を幸せにしているのです。

「情けは人のためならず」（他人に情けをかけるのはその人だけではなく、ゆくゆくは自分のためである）
と言うのはこういうことを言うのです。

だからと言って自分のことだけを考え、自分に何か帰ってくるかだけを計算して行動しても同じような結果にはなりません。

自分に帰ってくることだけを考えて、相手に何かしてもその下心は伝わります。
「自分に帰ってくることだけ考えて」と言うこと自体が『リスク』なのです。

それ以外にも色々とその人その人によって『リスク』は違います。
貴方は無意識に自分で自分を不幸せにする行動を取っていませんか。

貴方の「自分のリスク」は何ですか。

一つだけ誰にでも共通しているリスクは『自分は悪くない、わかってくれない相手が悪いんだ』という自分の殻にこもることです。

自分の殻にこもることなく、自分のリスクを一度じっくり見つめてみませんか。

次回は「自分のリスクに対処する」です。