上昇気流に乗って

「相手のこと見えていますか？」

すみません、久しぶりに予告と違うサブタイトルです。
前回伝え切れなかったことがあったので…。

貴方は相手のこと良く見えていますか。
貴方は相手のことを考えていますか。
貴方はその上で相手にとって良い事をしていますか。

もしこの問が全てＹｅｓといえるなら次の質問です。

貴方のやっていることは本当に相手のためになっていますか？

もしこの問に自信満々に「ＹＥＳ」と言うならば、本当にそうなのか一度相手に確かめてください。
実はそうでないことも結構あるのです。

「私が相手のためにやっていることは相手のためになっているに決まっている」
そういう人のやることは殆どの場合、相手にとっては迷惑になっていることがあるのです。

「ありがとう」と言われているから大丈夫でしょうか。
相手のことを考えているから大丈夫でしょうか。

「あなたのことを考えて…」
よく効くフレーズですが、実はこれは貴方自身が自分の中に作り上げた相手の姿を考えているとはいえませんか。

貴方が相手のことを考えてやって事が相手にとって迷惑だったことはありませんか。
その時貴方はどう反応しましたか？

「迷惑だったんだ～。ごめんね」
と素直に謝れましたか。それとも

「あなたのことを考えてやってあげたのにそんなこと言うなんて酷いわ」
と被害者ぶってはいませんか。

貴方の考えた相手と実際の相手が相違することは沢山あるのです。

貴方が相手のことを考えたとしてもそれ貴方が見える相手のごく一部でしかないかもしれません。
本当はそんなこと全然ないのかもしれません。

貴方は相手のことがちゃんと見えていますか。
貴方が頭の中で作り上げた相手でなく、ほんとにその人本人が見えていますか。

人は些細なきっかけで変わります。
その変化をちゃんと見て受け入れられなければ、貴方は相手をちゃんと見ていないのです。
貴方は貴方の都合の良い相手像を相手に押し付けているだけなのです。

貴方はちゃんと相手を見ていますか。
変化に対応していますか。
相手を信頼していますか。

それが本当の「I see you」なのです。

次回こそ「感傷に浸り過ぎない」です。