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カテゴリ:人格統合取り組みみたいなもの
次に出てきたのが、【分析者】と呼んでいる人格。
年齢的に20代後半みたいな感じ。 彼女が持っているものは分析能力と他者から取り込んだ価値観。 そして彼女が私を救いもしたし、鬱にも陥れた。 彼女はある時いきなり【女子高生】の部屋に居た。 見た目は【眠り姫】に似ているが、もっと感覚として固い。 冷静にあれこれ分析して、同時に 「こうすれば出来るはず。ああすれば出来るはず」 と分析する。 そしてそれを実行しようと奔走する。 確かに仕事をするには彼女の分析能力や洞察力、理性的な考え方は役に立った。 また他者の価値観を取り入れ、こうすれば楽になると言うのを知ることが出来たので、それで自分が世間を渡るのにも役に立った。 ただ、私の本質やハートの状態を無視して、 「出来なきゃおかしい」 と結論付けてしまうので、それが私の本質と合わなくなると、苦しませ自己否定に走らせていた。 そして私は【分析者】を一度拒否した 残念ながら拒否しきれなかった。 彼女は必要だし、彼女が居るおかげでなんとか生きてきたのだから。 取りあえず彼女は居る。 居て常に分析を続け、高みを目指そうとする。 そして現在の状況をさえも無視してしまう。 同時に私にはそうやって高みに行く事を嫌う人格も居る。 甘えて、ぬるま湯につかったまま、外を知らずに生きて行きたがっている私が居る。 【甘えん坊】な私は、常に何かをするために踏み出す一歩を邪魔する。 そして【鬱人格】ともいうべき、全ての絶望や死への憧れ、失敗への恐怖心等を持っている人格が居る。 全てを否定し、自分さえも否定し、気が狂いそうになっている自分。 この子はある意味「完璧主義者」の裏人格的な子だ。 前進で全てを拒否していて、全てを壊すエネルギーを持っている。 この狂おしいエネルギーは、【梟人間】の最初のころに似ている。 そう思ったら【梟人間】と会って、対峙していた。 「彼女は私だ」 そうその人格は言った。 「私の中に彼女がある。お前は彼女を拒否するのか?」 「拒否しない。彼女は私だし、貴方だ。彼女を拒否するのは私を拒否すること。だから受け入れる。まだどうしていいのかわからないけど」 そう答えた。 フラストレーションがたまり、どうしていいのかわからない自分。 どうすればいいのかを教えてほしかった。 どうしたら抑えられるのか、どうしたらこんな風にならないのか、またこんな自分をも受け入れてほしかった。 だから私は泣き叫ぶその子を抱きしめた。 そうしたら叫ばないためにか、彼女は抱きしめた腕に噛みついた。 服の上からだったから、痛いけど傷はつかない。 そうやって懸命に彼女は気持ちを抑えて、コントロールしようとしていた。 自分でどうしていいのかわからないものを、懸命にどうにかしようと奮闘していた。 だから私もそれを拒否しなかったし、受け止めていた。 それから、【鬱人格】は自分の中に引きもこり、更に壁を周りに作った。 どうしていいかわからず、このひきこもった子を一旦上に預けた。 【分析者】は今は眠っている感じがする。 【眠り姫】は一通り昇華したようで、にこにこしている。 【ゴスロリ娘】は行方不明。 居る感じがしないので、もしかしたら他の人格の別の面だっただけかも。 その面が昇華されて、吸収されているかもしれない。 取りあえず今の状況。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.16 19:45:07
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