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カテゴリ:人格統合取り組みみたいなもの
【鬱人格】に焦点を合わせる。
実はこの【鬱人格】は【眠り姫】に預けてあった。 【眠り姫】が預かる、と言ってくれたので、甘えてみた。 でもこの【眠り姫】は本当はもう分裂人格じゃないのかも? なんか今すごく慈愛に満ちた状態になっているのです。 ハートの象徴みたいな、誰もかれも愛している人格に近いです。 でもむやみやたらに愛を振りまくタイプでも、押し付けるタイプでもなく、じっと見守っている感じに近い愛を持って接している感じ。 一応彼女は一通りの事はやったので、次の段階に来ているような気がする。 ハイヤー化一歩手前みたいな? その【眠り姫】の膝の上で、【鬱人格】は発作を起こして泣いたりわめいたりしてました。 常に「うううう……」とうめき続けている感じ。 目は異様にギラギラしていて、周りを呪っている感じがする。 そして自分自身もそれを持て余しているような感じ。 【眠り姫】はそれを受け止めてじーっと膝の上に抱いていました。 しばらく【鬱人格】に焦点を合わせないように私はしてました。 焦点を合わせると乗っ取られて、同じように気持ちも落ちるし、周りに呪詛をは聞かなかったから。 でも放っておくわけにもいかず。 【鬱人格】が居る所は闇に覆われて居ました。 でもその中でも【眠り姫】は微笑んだまま、【鬱人格】抱きとめたまま、ずーっとそこに居たのです。 私はそこに手も出せず(出すと獣のように威嚇される)近くに座ってじっと見てました。 この状態で何かプレゼントしても何をしても、結局同じような反応しかせず。 【鬱人格】は自分の中の何かにずっと耐えて居ました。 その時ふと、この子に浄化の炎を見せたらどうなるだろうか、と思った。 すると隣にその炎のが現われた。 私にとっては熱くもかゆくもない銀紫色の炎なので、直ぐ隣に現われたのだった。 【鬱人格】は不思議そうにその炎に手を伸ばした。 炎の中に手が入ると 「ぎゃーっ!」 という喚き声が聞えた。 伸ばした手を引いても、その炎が手にまとわりつき、燃やしていたのだ。 驚く私たちが何も出来ずにいるうちに、炎は手と腕の一部を焼いてから自然に消えた。 あまりのショックに半泣きになっている【鬱人格】だったが、私たちは同時にその手が浄化されているのに気付いた。 その部分だけ【鬱人格】がまとっていた闇というか邪が消失していた。 なので私は【鬱人格】に提案をした。 「この炎の中に入ってみない?」 半泣きで首を振り、【眠り姫】にしがみついていたが、【眠り姫】も 「大丈夫、ずっと手を握っていてあげるし、側にいるし、本当に大変なら助けてあげるから」 と言って、それを勧めた。 私も 「うんずっとそばにいるし、本当に危なかったら何時でも助けるから、やってみようよ。最初は熱くて痛いかもしれないけど、貴方を犯している邪なものが消えたら、楽になるから」 と話した。 しばらく【鬱人格】は逡巡していたが、自分を取り巻く辛いものが消えるなら、と自ら炎をまとう事を承諾した。 実際にその炎の中に入ると、かなり辛いらしく「痛い、熱い」と泣き喚いた。 そしてすごい力で握った手を握り返してきた。 「大丈夫、今だけだからね。良くなるからね」 そう彼女と自分に言い聞かせた。 心がぎゅっと痛くなったが、私と【眠り姫】はそれに耐えた。 今ここで引っ張り出したら、絶対に元の辛い状態に戻ると分かっていたし、この子は耐えられるはずだと信じていたから。 しばらくすると浄化が終わったらしく、がっくりと力が抜けて倒れ込んだ。 同時に炎が消える。 私と【眠り姫】でそれをさせて、ゆっくりと寝かせた。 表情はもう既に穏やかで、呼吸も普通でぐっすりと眠りこんでいるようだった。 その状態になってようやく周りの闇が消えた。 そして私たちは分裂人格の居る家の今のソファにいた。 このままじゃ寒いかも、と思って取りあえず毛布をかけて頭をなでていた。 「代わる?」 と聞かれたので、【眠り姫】に代わって預かって、膝の上に寝かせました。 とても深い眠りに入ったらしく、それでおきなかったです、彼女は。 その状態で頭をなでて居ました。 その時【高校生】がやって来て、私たちの状態を見て 「ずるい」 と言い始めました。 「私ももっと構ってほしいのに」 と言うような事を言われたような。 でも彼女も【眠り姫】のニコニコしているのを見ると、それ以上は言えないようで、しばらく迎いのソファに座って冷めた目でこちらを見てました。 それから部屋に戻っちまったような。 【ゴスロリ】娘がこの時にかなり久しぶりに姿を現し、ソファの背もたれの後ろからこちらを覗きこんで、 「取りあえず落ち着いたんだ?」 と聞かれました。 【分析者】と【梟人間】はまるっきり関心が無いようで、姿を現さず。 この辺りまだまだ分裂しまくっているな~、自分の中は。 しばらくしてまた【眠り姫】と役割を交代して、お願いしておきました。 本当に【眠り姫】はある意味母性の象徴みたいになっているな。 最初全てを拒否して逃避していて、その後も色々な事にいちいちオーバーヒートしてぶっ倒れていたのがウソみたいになっている。 しかも私に向かってにっこり笑って「大丈夫よ、なんとかなるわ」など言ってくれるようになった。 取りあえず昨日までの状況。 【鬱人格】がこうなったためか、時折感じていた気が狂いそうなほどの否定感と、周りに見捨てられているような落ち込みは、だいぶ落ち着きました。 時折まだ出てくるけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.25 19:43:57
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