上昇気流に乗って

先日怒り人格のきぃと、良い子・純真人格の【眠り姫】リリアを引き合わせました。

もちろんきぃは反発して、

「今さら何の用だっ！テメー（主人格）もしばらく放置しておいて、ノコノコやってくるんじゃねぇっ！」

と怒鳴りましたが……。

「それはごめんね。リリアを紹介したかったんだけど」

といったら、リリアに向き合い、

「テメーがいい子ぶってアレコレやろうとするから、こっちが迷惑するんだろっ！いい加減にしやがれっ！テメーなんて嫌いだっ！！」

と怒鳴り放ちました。
【眠り姫】は真っ青になって立ちすくんでいたかな。

でも逃げなかった。
そしてコミュニケーションを取ろうとがんばり始めた。
ここんところは成長したと言えるのかもしれない。
逃げて帰って泣くってことは無くなったからね。

きぃはきぃで鬱陶しいらしく、とにかく何かあるごとに
「五月蠅い」
「しね」
と言い放っていたけど。

そこで私は

「ん？？」

って思ったんだよね、【眠り姫】の行動を。
何か違和感があって。

チューニングを合わせてみたら、やっぱりいい子人格特有の
「ここで頑張って、認めてもらわなくちゃ」
という思考で居たのに気付いて。

「それってさ、結局貴方の自己満足でしかないの？愛が無いねぇ」
とぽそりと言ってしまいました。

そしたら見る見るうちに真っ青になって、その場に崩れ落ちてしまった。
あまりのことに立ちあがれないような感じで。

それを見たきぃは、ふふん、という感じで鼻で笑ったんだけど。

「でもさ、きぃも自分の感情ばっかりで、正義とハートとか真理とかないじゃない。自己中で、貴方も同じ穴のむじなじゃない？」

と思った事を言ってまったら、彼女もショックを受けて倒れそうでした。

実は丸１日くらいそのままで。
さすがに私が無気力、投げやりな気分になるほど、影響がありました。

先に立ち直ったのは、【眠り姫】の方だった。
さすがにたくさんの場数をこなしているだけある（苦笑）

「頑張って、ハートで行動して繋がれるようになる」
と青い顔のまま立ちあがり、懸命に自分のハートの言葉でしゃべろうとし始めた。

そんな【眠り姫】をみて、きぃはちょっとはこらえるようになったのかな？
でもそれをやり過ぎると第2の怒り人格が出てくるんだろうなぁ。

取りあえず頑張って【眠り姫】がハートで話そう、コミュニケートを取ろうとしているウチは、ムッとしながらも黙って聞いていることが多いかな。
いい子特融の「思われたい」思考が出てくると、一刀両断しているようです。

きぃは【眠り姫】がいい子で無理をしようとすると、ハートに基づいて代わりにその抑圧に反発している感じ。


この二人は表と裏、みたいなところがあるな。
愛されたいからいい子になる、という気持ちと、自分のありのままの気持ちを抑圧しないと家かに事に対する反発する気持ち。

本当の気持ちを抑圧してでも愛されたいというのと、本当の気持ちを自由に表現したい気持ち。

そこから別れちゃったんだなぁって思う。


ちなみに最近気付いたのだが、私の中に陶酔人格、みたいなのがいる。
どうもこの人と第2の怒り人格が表裏一体みたいな感じ。

何でもかんでも私の場合は裏と表がわかれているのかもしれない。