|
カテゴリ:人格統合取り組みみたいなもの
昨日少し書いた、完璧主義ですが、これがプライドとどう違うかの説明を少し。
基本この両者は表裏一体の関係なのは、人格統合の本を読んだ方には分かっている話でもあります。 完璧主義の裏目がプライドで、プライドの表目が完璧主義だったりします。 なので境目がはっきりさせてないと、プライドを完璧主義だと思ったり、また逆の事も思ったりします。 昨日の美意識の話がそうでした。 表と裏ですから、やっぱりどうしても似ているし、混乱もする。 そんな中、強いて言うならば、視点の向け方がこの両者は全然違うんです。 完璧主義ってのは、基本自分に対しての視点。 自分がどれだけ完璧かを求めていて、他人なんてどうでも良い、と言うか視野に入って無い。 プライドは逆に他人を見下す視点。 何時も他人と比べて、自分の優位を確信すると、他人を軽蔑したりする。 しかもプライドは、完璧主義の視点を使って、他人を見下す正当性を持っていたりする。 「貴方は何も出来ないくせに、偉そうな事を言って、一体何様のつもりなの」 と言い出すのは、基本プライド。 一見正当性がありそうだけど、相手を見下しているんですよね、これ。 立派な事を言いつつ行動が伴わないのは、やっぱりおかしなことだけど、だけど相手を見下していい理由にはならない。 そしてこのセリフは見下している相手が、立派な事を言った事に対する反発や僻みやヤッカミだったりする。 つまり無意識に相手と自分を比べて、優位に立っているのを確信しようとするという特徴がある訳です。 ちなみに相手が優位だと、自己卑下に陥ったりするのも特徴。 自己卑下やコンプレックスがあるからこそ、そうやって他人といつも比べて、無意識に優劣を競っている。 でもその人は、逆に客観出来る立場だから、あえて自分の事を棚上げして言ったことかもしれない。 それほどまでに自分の行動が、おかしかったかもしれない。 そういう視点が抜け落ちているのが、プライドの特徴だったりする。 完璧主意義はそんなセリフは言い出さない。 他人に何か言われるような事をした自分が許せず、それを挽回する為に行動し、努力をする。 相手がどんな人だとか、どう言う立場だとか、そんなことは気にかけない。 またそれが見当外れなら、わざわざ意に介したりせず、そのまま流してしまうのも、完璧主義の特徴かもしれないな。 簡単に言うと、プライドは他者の視点が気になり、完璧主義は自分をどうすると良いかしか持ってない、って感じになる。 こんなことを書けるのも、私がプライド人格の噴き出しを経験したからでもあると思う。 こういった両者の特徴は結構一般的に言う“プライド”の中に全部ひっくるめられている。 なので余計に混乱するし、取り違えていたり、勘違いの元だったりする。 しかもプライド人格が主人格にべったり張り付いていると、その違いさえもあいまいでハッキリと認識出ない。 何が良くて悪いのかさえ判断困難になる。 下手したらプライド人格の都合の良いように、判断を捻じ曲げて解釈したりする。 プライド人格だけじゃないな、他の人格の場合もですね。 その威力は半端じゃないのです。 そこで他人の目の指摘が必要となる。 全てを同意して肯定してくれるのではなく、ちゃんと別の視点でモノを言える人が必要なのです。 人格統合を一人で引き籠って出来ない、表現しよう、と言うのはそういうことだったりする。 取りあえず、プライドと完璧主義の差はこんな感じです。 実体験として、分かっている事を書いてみました。 言葉にすると難しいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[人格統合取り組みみたいなもの] カテゴリの最新記事
|