上昇気流に乗って

私は人格統合をやるまで、抑圧はしてないって思ってました。
結構言いたい事を言っていたりもしたし、結構感情が出る方だったから。

でも人格統合をやって、一つ一つの吐き出しをやればやるほど、どれだけ自分が無意識に色々なものを抑圧していたのかを、思い知らされました。

無意識に抑圧して、抑圧しきれない者だけが現れていた。
だから余計に手がつけられない、暴走状態でしか表現してこなかった。

抑圧をしてきた原因は、やっぱり親から愛されるため、かな。
素直に表現したり、嫌な事を嫌だと言うと、絶対に嫌われたり、怒られたり、下手したら捨てられるという、恐怖があった。

だから親の言う「いい子」にならなきゃ、ってことで抑圧した。
でもそう言う事が多すぎて、抑圧する容量は直ぐに一杯になった。
だから余計に我慢できずに発散し、更に親からの叱責や折檻を受ける羽目になった。

もちろんそれらがおかしい、っていうまともな意識も殺せなかったし、騙せなかった。
でも同時に好かれるためには、抑圧しなきゃっていう意識も働いた。

だからこそ余計に分離がされていったのだろうけど。

ある時期から視点を変えたことで、そこまでのイライラとかは逆に感じにくくなった。
実際のその視点は、目から鱗が取れたようなもので、自分が無意識に感じていた事が正しいのが分かったし、そしてその対処法や、「正しい見方（考え方）」と言うのが分かったため、そちらの方に傾倒して行った。

でもそれが逆に無視気の抑圧の容量を増すことに、気付いてなかった。

そして最近人格統合の勉強会や、交流会に行くようになって、どれくらい自分がアレコレ抑圧しているかに気づいた。
その多さと深さに愕然とした。

でも今まだ、意識で来ている抑圧と言うのは、表面的なものが多い感じがする。
先々月の感情の吐き出しなど、私は自覚など全然なかった。

いつの間にか、抑圧することが当たり前になっていて、表現しましょうと言われても、ヤサグレて上から目線で
「うそつき。そんなことしたら、手のひらを返したように拒否する癖に。
　どうせ口ばかりの癖に」
と言いたくなってしまう。

自分の中の素直な子を守るために、まず相手を攻撃したり見下したりする。
そしてその事さえも黙って抑圧して、最初に良い子を出しながら、内面疑いまくっている。
事を荒立てたりすると面倒だから、その疑いや疑惑や見下しは綺麗に隠している（つもり）。
そして相手の器を図って、何処まで自分を出すかを決める。

本当に腹グロだなぁ。

２０代までは裏意識なく、正面からぶつかって、よく玉砕していたが、いつの間にかそんなやり方を身につけていた。

確かに表向きは穏やかに過ごせるようになった。
そしてその蓋を見ないふりして、キラキラして綺麗な世界があると思い込んでいれば、自分で自分を騙すことができた。

あ、でもこれって、薄っぺらいヒーラーさん達がそうかも。
自分の容量オーバーな事があると、精神が壊れて廃業してしまうんだよね。
似たようない状態になった事がある。
ヒーラー業じゃないけど。
だからこそ自分と向き合う事を始めたんだけど、ここまで根が深いと思わなかった。

閑話休題。

本当に無意識に抑圧するのが癖になっているので、気付かずに過ごしている事が多い。
そしてふと、
「これって抑圧じゃない？でも今ここで感情や気持ちだしたら、面倒な事になるから、黙っておこう」
って思ってしまう。

そしてそのまま日常を流してしまう。

そう、まだまだ人格統合をやっていると知って理解をしてくれてる人達以外には、あまり本音は言えてない。

言うと大人の良識を振りかざして注意されたり、嫌われたり、下手したら陰口をたたかれるだけだから。
下手したら知っている人でも、理解してくれない人だと、そうやって「抑圧のススメ」を説かれてしまう。

それが嫌だ、という意識の方が強い。

そこをあえてやる事が必要なんだけど、なかなか抑圧して流す癖は直らない。
それをあえてやる必要があるのだろうね。

どちらにしても主人格強化が、今の課題。