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2011.07.16
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昨日の続き。

律の自殺、ですが、しばらく私自身もなんか気分的に堕ちた。
何せ頭と胸がつぶれる感触がありましたから。
どーん、として気持ちになりました。

実際チャネルを合わせると胸から上がつぶれた死体がありまして。
その手を握って思わずポロポロとなく私も感じていて。
これで楽になったのなら良かったよね、って思ってもいて。

その後これが本当に良かった事なのかどうなのか、分からなくなってしまったんですね。
あの時は「生きていて」というのが本当に空しい絵空事にしか、思えなかった。
律の苦しさは自分が感じてきた生き苦しさだったし。

もし本当に死ぬことで解放されるなら、それも選択肢の一つとしてありだと思ったのも確か。
どんなに言い聞かせても、生きている限り自分を責める事を止めたいのに辞められない苦しさは、なんともし難かった。
私(主人格?)は逃避したが、律は逃避出来ずに苦しんだ。

ならばあとは全部主人格が何とかするから、大丈夫だよ、と言ったら、安心して律は飛びおりて死んだ。

しばらくして、私の選択が正しかったかどうか、不安になって呆然とした。
「人格統合」の本の一節が思い浮かんだからだ。

思わずしばらく自分の状態を検討してみた。
律が居なくなる事で生じる問題があったなら、それは全部私(主人格)がなんとかする問題だし、もうそれを受け入れてなんとかする気でいた。
だから大丈夫だ、といった私は、やっぱり主人格だっと思う。

その後しばらくして、自殺させてしまった事に対する動揺や泣いたことは、主人格じゃないみたいだった。
一番心当たりのあるのは夢見良い子のリリ子。
彼女が乗っ取って、これで良かったのか、周りから責められないかとか、そんな事を気にしていた。
うん、律の事より自己保身に走っちゃったな。

でも泣く事自体は悪い事じゃない、と思ってしばらくぽろぽろ泣いていた。
思わず縁の深い天使やセミハイヤーを呼び出して、愚痴を聞かせてしまった。
彼らは私の頭を優しくぽんぽんと叩いて、何も言わなかった。

そうして落ち着いてから、上半身つぶれた律に意識を合わせたら、律は解放感で晴れ晴れとしていた。
どちらかと言ったら、嬉しくて仕方がないって感じで。

こんな状態にならないと、自ら縛る鎖から解放出来ない状態だった律に対して、そこまで追いつめていた事に、ショックを受けて落ち込んだ。

ただ、この半壊の遺体のまま、道路の上に置いておくのもどーかと思ったので、そのまま全部まとめて、分裂人格達の居るロッジの居間に運んで、長椅子に置いた。

その姿を見て
「うえ、みっともない」
とほざいたのは貴夜美。

思わず条件反射的に、頭をはたいてしまった。
「てめー、んなこと言える人間かっ!!恥を知れっ!!
 そもそも律は貴方の片割れでしょっ!そんな見離した言い方ないでしょっ!」
って怒鳴りつけてしまった。

暫く貴夜っちは反省していたみたいだった。

そのやり取りの間に居間に入ってきた子がいた。
ちぃだった。

屋根裏の子供部屋から外はともかく、他の部屋に行こうとしない彼女がやって来て、半壊の律のそばに来て、不思議そうに彼女を見ていた。

私はここで何でちぃが動くのかが良く分からなかった。
ただ側に来て寄り添っていた。

他の人格たちは、と言ったらやっぱりリリ子は近寄ろうとせず、ゆいはどこ吹く風、きぃは分からず、ひなは相変わらず逃避中。

他に動く子がいないのが分かり、尚更分からなくなった。
そして意識を戻すと、いつの間にか律は貴夜美の手によって、庭に埋められていた。
シャベルを持っているのが貴夜美だったから、多分そうなのだろう。

こんもりとした土の山の上に、幅10センチ長さ40センチの木の切れ端を挿しただけの簡易なお墓。

そこにちぃが御花を供えていた。
リリ子も来て、御花を置いて行った。

「これで良いでしょ」
と貴夜美がちょっと不満げな苛ただしいような顔して言った。
一々手間をかけさせるな、とでも言いたげな様子だった。
思わずため息が出た。
なんか違うと思ったが、上手く説明できなかった。

庭に葬られた律は、それこそ嬉しそうだった。
こんな状態で何をしろと言われる事がないし、自分でしなきゃいけないって思って動かずに済む、と思っているが分かった。

取りあえずこんな状態で、しばらく様子見になってしまった。

現実の影響として、妙に責任感を持って自分を責め立てる気持ちは半減したな。
ただやらなきゃいけない事を、気持優先でやりたがらないって辺りに生活に支障がありそうな感じ。

ま、仕方ない。
それは自分でなんとかしないとね。





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Last updated  2011.07.16 21:17:03
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