|
カテゴリ:食材を極める
希少価値の高い食材や、栄養価値の高い食品など、しばしばそれらは「~の~」と言うように宝石や全く違った食材に比喩されたり、例えられて言う事も多いですね。
さて、今日はそんな食材を知ってるがままに羅列していこうと思います。 尚、記憶と知識だけなので、正直な話間違いは無いと思いますが抜けている部分も結構あると思いますので、その辺はご指摘願えれば是幸いです。 タラの芽・・・【山のバター】 山菜の王者といわれていて、多くの油脂分や蛋白質を含み栄養満点。 松茸・・・【山のダイヤモンド】 それほど美味しいとは思わないんだけどなぁ・・・希少価値と市場価値は高いですね。 アボガド・・・【森のバター】 体内のコレステロールを下げる働きがある不飽和脂肪酸を多く含んでいます。バターを食べ過ぎてコレステロールが溜まったら、アボガドで中和してみては?? 口に入れたときの触感とその栄養価の高さからバターに例えられて言われていると思われます。 カンゾウ茸・・・【森の牛肉】 フランス料理では何気にポピュラーなキノコ。だけど日本だと知っている人はあまり居ないかな。姿は全体的に赤みがかっていて、形は臓器のカンゾウに似ているところから名前を付けられたらしい。生でスライスして、オリーブオイルと塩だけで食べると甘みがあって結構美味しい。これはその希少価値よりも、栄養価のほうでそう名づけられたものと思われる。 カバノア茸・・・【森のダイヤモンド】 昔、ゲームの達人という小説にはまった次期があった。主人公がボコされて砂漠に捨てられ、腹を空かせたハゲタカが足などをツツク。もう駄目だ・・と思われた時に砂漠の砂を手で握ると、そこには大量のダイヤモンドが・・・この場面を連想してしまうような、そう簡単には見つからないそんな希少価値の高いキノコ。ロシアから毎年少量が日本へやってくる。ロシアではチャーガと言って、栄養価も希少価値も非常に高い。寒い地方のみに生息し、白樺の木にだけ生える事が出来る。暫らく放っておくと、宿主の白樺を枯らしてしまうほど吸収力が強い。宿り木に似た、宿主をも食い尽くしてしまう考えるだけで怖いキノコだけど、味はかなり良いらしい。当方は現生で見たことはあるけど、食べた事は無い。たまーに世間では【森のダイヤモンド】と称してトリュフを充てるときもありますね。当方としては、こっちの方が馴染みやすい。 ソライロ茸・・・【森のサファイア】 毒々しいサファイア色と、キノコとは思えない凛とした姿。種は毒キノコでも有名な一本シメジと同じであり、食べられるかどうかは不明。 ベリー類・・・【森の宝石】 まだ10代の頃に料理コンクールがあって、それに出場させてもらった時にブラックベリーを使ったのが懐かしい。テーマは「豚肉」だった。豚は甘系と、酸味が程よく効いたソースとの相性がいい。例を挙げたら酢豚など。そこで考えに考えた挙句、酸味に珍しい食材を使おう!と考えて探したのがブラックベリー。結果は33人中3位。ハッキリ言ってムカついた・・・そんな、過去のトラウマでベリーと聞いただけで身体がピクッと反応してしまうようになっている当方や、その他のブルーベリー、カシスなどが好きな方は、100個くらい繋げて首飾りにでもいかがでしょう。これは見た目で比喩されてますね。 メープルシロップ・・・【森のミルク】 メープルシロップといえばホットケーキ、ホットケーキといえばバター、バターといえば牛、牛といえば牛肉、牛肉と言えばカナダ牛、カナダ牛と言えばミルク。。。ほーら繋がった☆ サクランボ・・・【森のルビー】 日本が世界に誇れる技術の一つに、サクランボの生産があります。そして、季節は外れていますがそのサクランボの中で見た目、味、値段諸々、常にトップを独走しているのが佐藤錦という種。最近、研究のために苗木を分けてくださいと言うオーストラリア人に苗木を渡したら、それでちゃっかり商売をしている事が判明して、日本のサクランボ協会?が怒って訴訟を検討しているようです。ブランドを下げる恐れがあるので、争いごとは程ほどに・・・ ピスタチオ・・・【森のエメラルド】 これは上手いこと言ったよなぁ、、と初めて聞いたときに思った。緑色のという珍しい色に加えて、そのお値段もかなりのもの。一握りの皮無しピスタチオで5000円なんてザラです。それがペースト状になって現在は出回っていますが、高くて、それを使える料理を選びます。昔、バラエティー番組で見た話で、磯野キリコが若いときに彼氏とデートでBARに行ったらしい。そこで御つまみに出されたピスタチオ。知らずに殻ごと食べて、恥ずかしくて吐き出せず、3時間くらい口の中に入れたままにしていたらしい。何とも・・・ホノボノとしていていいですね。 蟻の卵・・・【森のキャビア】 中華では珍味としてつかいますね。でも昆虫系はちょっと・・・ 苺・・・【畑のルビー】 ルビーと言うには大きすぎるかな、なんて。色もオレンジっぽくないしね。でもそう言いたい気持ちは判らないでもない。 豆腐・・・【畑のチーズ】 大豆100%で作った豆腐は本当に美味しい。醤油など、何もつけないで食べるのがベスト。京都の近江屋だったっけな、あそこの豆腐を昔料理に使った事があって、調理するのに非常に緊張した覚えがある。だってそのまま食べるのが一番美味しかったからね・・・強烈なコクと味の濃さ、そして上品な大豆の香り。でも、市販で売られているようにホタホタには柔らかくない。豆腐は長期熟成も醗酵もさせてないけど、触感は良く似てた。そういう意味でチーズなんだろうな。 くわい・・・【畑のサファイア】 くわいと言えばお正月。もう~い~くつ寝~る~と~♪のお正月。食べると触感が面白い。芋みたいであって、歯ごたえが若干ナッツっぽい。お節料理などの御目出度いときに良く使われますね。値段も結構高いです。数年前に働いていた日本料理の板長に「畑のサファイアは"くわい"だよ」と教えてもらった。でもサファイアというと、コバルトブルー。ということは、生えている時点では青いのかな。きっとそうだ、そうに違いない。と言う事で、名前と味は知っていても、その他の情報が無知。失敬。 サフラン・・・【畑のダイヤモンド】 クロッカスの花の雄しべ。10gの乾燥サフランを採取するのに、100万本の雄しべが必要らしい。手間も、希少価値も高い、そんなサフランは水分に晒されると黄金というよりも、蛍光色の黄色っぽいオレンジ色になって、人工的な色とは全く違った非常に上品な色と香りを出してくれます。主にリゾットやパエリア、ブイヤベース、ソースの色付けなど、その使用法は様々で、その芳香な香りも、強烈過ぎず、そして共に存在する食材の存在を更に際立たせてくれる優れたスパイスです。その昔、お金として取引されていた事があるくらい歴史も古く、手作業で雄しべをせっせと摘んでいる人に頭が下がりますね。何故サフランがダイヤモンドと言われているのかはイマイチ不明ですが、これもきっと価値的なものなんでしょう。 大豆・・・【畑のダイヤモンド】【畑の牛肉】 これもサフランと同じ、畑のダイヤモンド。こっちは類稀なる栄養価でそういわれていると思います。 枝豆・・【畑のエメラルド】 さてさて、大豆関係が中々頑張ってますよね。ということは、大豆という食品は豆腐のように加工しても、枝豆のように早熟で食しても、その栄養価は非常に高い所にあることが解ります。枝豆ですが、酒のツマミには欠かせませんよね、指で挟んで、プリッと出てきた塩味の効いたサファイアのような豆を頬張ると、もう後には引けないくらいに止まらなくなります。これに関しては希少価値を抜かした見た目、大きさ、栄養価などの全てが納得いく例え名称です。 とんぶり・・・【畑のキャビア】 これはね、初めて見たときに本気でキャビアかと思いましたよ。姿形、そして微妙な色と、どれをとってもキャビアそのもの・・・口に入れるまではね。口に入れると、ブチッと潰れます。皮が結構硬く、でも味は殆ど無い。擬似キャビアにランプフィッシュと呼ばれる魚の卵の塩漬けがありますが、このトンブリをどうにかして加工したほうがホンモノのキャビアっぽく見せる事が出来るんじゃないか??なんてよく考えます。 海洋深層水・・・【海のワイン】 牡蠣・・・【海のミルク】【海のフルーツ】 結構ポピュラーですね、この例えは。大体の人がこれだけは知っているでしょう。当方は18歳の時に生牡蠣にあたっているので、今では火が入った牡蠣も口にしません。味なんかとうに忘れてしまってますが、匂いを嗅ぐと思い出して腹が痛くなってくる。色んな意味で優れた食材には違いありませんね。 黒マグロ・ウニ・白いか・鮑・数の子など・・・【海のダイヤモンド】 なんというか、、、アレですね・・気持ちは解りますが、やりすぎでしょう。どれも美味いし、高級だし、滅多に口に入れることが出来ないという意味では、ダイヤモンドなんでしょうがどう見ても黒マグロとウニ、鮑、数の子はダイヤモンドほどの希少価値は無い。そこでココだけで決定。海のダイヤモンドは白イカにしましょう。食った事無いけど・・・ 青なまこ・・・【海のサファイア】 ナマコには赤と青(緑)がいますね。当方はナマコが子供の時から大好きでした。この時既に「のん兵衛」になることが宿命付けられていたものと思われます。ナマコは青が美味い、これ常識。でもサファイアではないね・・・ いくら・・・【海のルビー】 上手いこと言った。これを例えた人には座布団を挙げたいですが、贅沢を言うと「川」にしてもらいたかったかな、、なんて。イクラは当方大好きです。最近アルゼンチンでは鱒子がチリから稀に流れてきてますね、これも粒は小さいけどそれなりに美味い。 海草・・・【海の牛肉】 これも結構ポピュラーですね。こんな似ても似つかないような、、海に生えてる「草」と牛肉。例えは単に栄養価でしょう。海の牛肉なら、やっぱウミウシか・・ウミウシって美味いのかな。 海葡萄・・・【海のキャビア】 海草です。味は無味、匂いは磯の香り、触感がこれまた面白い食材です。胡麻ダレ系のドレッシングなどでプリプリ食べると結構美味しい。キャビアには似ても似つかないですが、無味なのに美味しいから許せる。キャビアでデビューさせるよりも、海の葡萄、、そのままのほうが良かったかもね。 アンコウの肝・・・【海のフォアグラ】 やっぱアンキモはポン酢とモミジ卸しでサッパリと食べるのが美味しい。日本のフレンチでは一時を境にして急に使われるようになりました。バターでムニエルにしたら、結構生臭いです。 河豚の白子・・・【海のクリーム】【海のバター】 河豚、河豚。今までの人生で、河豚は3回くらいしか食べた事がない。全部刺身だったから、白子は食べてないかも。でもたまに自分の料理の時に魚のソース用に仕入れる時はあります。これも高い食材ですが、コクと香りが絶妙。正にクリームです。 最後の方、適当になってしまいました、、スイマセン。考えると結構出てくるものですね。ってか今日のこの記事の為に一日中仕事しながらメモを取って考えてました。。が、もう少し考えれば何個かまた出てくるかもしれません。 そのときは追記しますので、皆さんもここに書いていない事を何か知ってたらココで纏めますので教えてください☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[食材を極める] カテゴリの最新記事
|