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カテゴリ:あ☆ぼたん
ネット上での文字の会話には、色々な感情の表現の仕方が存在する。
その中でも特に多い表現が「カッコ文字」であろう。 (笑)なんか良く使われているのを見るし、(泣)なども良く見る。(汗)なんかもそうだけど、しかし未だに(爆)という文字にはどんな意味が込められているのか解らない。爆笑なのか爆睡なのか、はたまた爆弾なのか、不思議には思えど別にコレといって当方の知的欲求には囁きかけないので、どうでも良いっちゃどうでも良い。 そんな「カッコ文字(って言うのか?)」が全部で何種類あるのかは解らないけど、文章を書く上で頑なにカッコ文字を使うことを拒否している当方ですら「ここで(笑)とか使ったら幾らか文章的には楽だなぁ」なんて思うときもあるにはある。が、やはりそこは今までこだわり続けて拒絶しているところなので使うのを頭のどこかで躊躇している。 躊躇はしているけど、全てを否定している訳ではない。 このカッコ文字には不思議な効力もある。 たとえば、あるカップルがメール交換をしていて彼女のほうが彼氏にこう聞くとする。 「ねぇサトシ、今日の夕食どこに食べに行こうか(笑)」 (笑)が付属しただけで文章的にかなり柔らかくなり、夜のデートを楽しみにしているようにも感じられ、彼氏側としては非常にチンコがピンコしそうな勢いを醸し出す。 「ねぇサトシ、今日の夕食どこに食べに行こうか(汗)」 これだと金が無いから吉牛あたりで軽く済ませようとか、そんな感じかな。 「ねぇサトシ。今日の夕食どこに食べに行こうか(泣)」 これは別れの前兆か。会いたくないんだなきっと。 カッコ内のたった一文字で様々な感情表現ができるそんなカッコ文字は素晴らしいと思う。しかし、もっともっと細かな感情表現ができるカッコ文字が存在してもいいと思ったことはありませんか? 少なくとも当方は思いますね。 しょうがないから今まで心の中で温めてきた当方の考えを特別に披露しますけど、 いっその事、(レタス)とか(ヒラメ)などの食材名をカッコ文字として使ってみようじゃないかと。 ちょっとブルーな時は(ホウレンソウ)、ムカついたときには(パプリカ)とか。生臭いときには(マグロ)、強烈に生臭いときには(イワシ)、甘い気分のときは(ミルフィーユ)、チンコピンコのときは(マツタケ)、ナニがアレなときは(アワビ)。 どう?食材をカッコで囲むと、より細かな感情表現ができると思いませんか? 使い方の例は、またサトシ君に登場してもらいますけど、 「なぁ由美子、お前昨日の夜どこに行ってたんだ?(キクラゲ)」 「家に居たわよ(ポワロー)」 「電話に出なかっただろ(クルミ)」 「寝てたんだもん(長ナス)」 「おまえなぁ、いい加減にしろよ(モロヘイヤ)」 「うるさい、ウザイ(八角)」 どうですか?非常に豊かな感情表現がされているのが解ると思います。(笑)や(泣)という文字が文末につくと、その文字を頭で理解し相手の笑った顔や泣いた顔、その他カッコ文字通りの顔をイメージしますね。 そこでもう一度言いますが、当方が今回提案している「カッコ食材文末感情表現法」理論から説明しますと、カッコ内に食材を使うことによってより細かで、そしてより多種多様な感情を表現することができます。 いいですか、 上の例文をもう一度読み直してもらいたいのですが、文字を読んだ後に()内の食材をイメージする。抜粋しますが、「なぁ由美子、お前昨日の夜どこに行ってたんだ?(キクラゲ)」これね、読んだ後にキクラゲをイメージしてください。 キクラゲですよ、キクラゲ。あの中華料理に良く入っているコリコリッとしたキノコ。 この文末のキクラゲを見て貴方はどんなイメージをしましたか? まさにそこが狙いなんです。 中華丼のトロッとした餡に混じっているキクラゲをイメージした人、焼きビーフンの中でヤングコーンなどの野菜と一緒に炒められたキクラゲをイメージした人、はたまた木から横に伸びるがごとく生えているキクラゲをイメージした人、正に多種多様です。 大事なのはイメージです。 妄想上で相手とキクラゲを上手い具合に絡ませてあげる。「なぁ由美子、お前昨日の夜どこに行ってたんだ」という何の変哲も無い文の最後に(キクラゲ)という一種の感情表現が付属しているわけですよ。(笑)なんかとは全く比べ物にならない程、人間の心理に訴えかける効力があるのです。 (クルミ)(ポワロー)(モロヘイヤ)だってしかり。 ()で囲まれた文字には人間の思考をココまで豊かにしてくれることが解ったところで、もうこれ以上文が続かなくなってきたのでそろそろやめていい?(ターメリック) ということで、貴方も当方の推奨する「カッコ食材文末感情表現法」理論に便乗してみる気はありませんかね? あぁ・・ありませんかそうですか(カルビ)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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