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いつまでも…二人で

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2024.09.14
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カテゴリ:思うこと

京都駅のほど近く北の方に、枳殻邸という東本願寺さんの一万坪に及ぶ日本庭園があります
江戸時代に三代将軍がこの地を寄進したので、作られたそうです


この長い塀は、その枳殻邸の東側で河原町通りに面しています




この塀は築地塀と呼ばれていて、修復を重ねながら原形を留めています



京都駅から歩いていける桜の名所でもありますので、一度ゆっくりと訪れたいと思っています
旅番組なんかでは、あまり紹介されないので近くまで来られる時は立ち寄ってみてくださいネ




午後からは、少数で集まっている研究会があって
夏休みがあったので2か月ぶりでした

日ごろ使わない脳を使うので、疲れますが充実感があります
この研究会は、独りになってから時間ができたことと
なるべく外へ出る用事を作りたかったので、参加させていただくことにしました

こういう種類の会合は、あまりプライベートの詮索がなく
目の前の個人を尊重してくださるので、とても居心地が良いです

こうして、夫が知らない新しい世界を
独りで切り開いていくのですよね…

そして、切り開いた道を独りで歩いて行く…

二人で歩いたことがないから
独りが当たり前で、

でも、当たり前でも独りは心細くて…
この心細くて寂しい気持ちはずっと消えることは無いのでしょう

これが、心にぽっかり空いた穴なんですよね

死別した直後から
大きな衝撃を受けて、心が破れて、大きな穴が開いたことは分かっていました
でも、それは初めての感覚で、そして恐怖で

この傷が治るのか、治らなくても痛みやどうしようもない辛さは、少しでも収まるのか…と
毎日毎日、耐える事しかできませんでした

そうして、2年と少し経った頃から
このポッカリと空いた穴の形や大きさが、感覚としてわかるようになって来て
痛みや辛さが治ることは無いけれど、その形が見えて来て

私の哀しみや辛さや、どうしようもない孤独感に慣れることはできているのかもしれません

所詮、治っているのではないですから
痛みや辛さや哀しみは常に自分の中で息をひそめています

だから…

ほんの一瞬、気を緩めたり
夫に似た人を見かけたり

フラシュバックのように思い出が蘇ってきたり、した時は
息ができないほど胸を締め付けられますし
急にに涙が溢れてきたりします

これは、たぶん5年経っても10年経ってもずっといつまでも
風化しない感情であり傷なんだと思います

乳がんの手術をして8年も過ぎましたけれど
小さな手術でしたけれど、その時の傷はまだ痛みます

それと一緒なんでしょうね

心の大きな傷の痛みは、治ることがない…

これがわかれば、もう治るのを待つことも無いので
少し心が楽になります

笑うことができるようになっても、心から笑うことはもうないのでしょうし
幸せを感じることはあるかもしれませんけれど
夫と一緒の頃に味わった、あの穏やかな幸せは感じることはできないのでしょう

そういう意味で

死別を経験された多くの方々は、外見は何事もなかったように見えますけれど
目に見えない心は、大きくえぐられて傷つき原形を留めていないのでしょう

やっと、こういうことが なんとなくわかってきたのです

病名が分からない時は不安で仕方なかったですけれど
一応病名がわかれば、不安は少し和らぎますね

今は、そういう感じで
治らないということがわかって、少し落ち着いてきた感じがします

そういえば、今日は涙が一滴も出ませんでした…
もしかしたら、2年と少しの間で初めてかもしれません
これもまた、進歩と呼ぶなら進歩なのかもしれませんね


今日は、こんな進歩があった日

明日も、穏やかに過ごせますように

良い週末と連休をお過ごしくださいネ


今日もお読みくださってありがとうございました<(_ _)>




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最終更新日  2024.09.14 21:23:48
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