カテゴリ:読書・コミック
古いSF小説を読みました。「こちらニッポン・・・」(小松左京著) なんでホテルコンシェルジュがSF小説なん? えー、読んでみるとわかるのですが、この小説のいろんなシーンでホテルが登場するんです。 へー、どんな話しよ? はい、あるとき突然、人類の大半が消えてなくなる。(訳もわからず消えるのでこのへんがSFです。) アレってなんやねん? 作者の小松左京氏はSF作家として非常に有名ですが、作品の多くが他のSFで登場する、未来・宇宙が舞台ではなく、現代・地球で起きる話しなのでとても場面場面のイメージが思い浮かべやすくて現実感があるからちょっと恐ろしいこと想像しちゃったりするんですよね。 今回の「こちらニッポン・・・」は、特に前半の舞台が大阪、しかも今はなきホテルプラザや生まれ育った箕面市が出てくるので非常に親近感がありました。 また、富田昭次さんも「ホテルは人の集積地で、人と人との関わりをうむ場所です。」とおっしゃっていたようにただ宿泊するだけの場所としてだけではない価値があることをこの本を通じて感じることができます。 まぁ、SF小説としてももちろん一級品ですのでみなさまご一読されてはいかがでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 10, 2009 01:56:59 PM
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