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テーマ:京都。(6102)
カテゴリ:京都
7月に入ると京都の町は少し騒がしくなります。 1日からは各山鉾町において、祇園祭に関する打ち合わせをする「切符入」が行われて、1ヶ月にわたるお祭りが幕を開けます。 2日には、17日の「山鉾巡行」の順番を決める「山鉾巡行くじ取り式」が行われました。 京都放送で毎年生中継される、「巡行」は「動く美術館」とも言われる、32基の山がゆっくりと目の前を通って、きらびやかでありながらも迫力があります。 毎年「くじ取らず」で順番が決まっているものも何基かあります。 四条烏丸の「大丸百貨店」の前に建ち、一番有名な「長刀鉾」は、必ず先頭の為に「くじ取らず」になります。 祇園祭の鉾に「生(いき)稚児さん」が乗るのは、現在では「長刀鉾」だけとなっています。 先頭を行く「お稚児さん」を乗せた「長刀鉾」が、注連縄を太刀で切って結界を解く「注連縄切り」は、「お稚児さん」の最も重要な儀式です。 その「お稚児さん」は、毎年京都に住む小学生から1人と、補佐役の禿(かむろ)2人が大役に選ばれます。 大変名誉な事なのですが、儀式事も多くて大忙しとききます。 13日午前11時に八坂神社へお参りし、「社参の儀」が行われます。 大名(正五位少将10万石)の位「お位」をもらう儀式で、白馬にまたがり全員裃姿の大勢のお供を従え、「神の使い」になります。 なんと、「社参の儀」からこの日から「山鉾巡行」まで「お稚児さんは」地面に足をつける事も許されません。 17日の「お位返しの儀」で 「正五位少将」のお位を返上し、大役を終えた「お稚児さんと禿」は、やっと普通の生活に戻っていきます。 もう「祇園囃子」の練習も始まりました。 お祭りの様子はまたご紹介する予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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