スウェーデンハウスと公営住宅
【アクセシビリティ】カテゴリー最初の日記になりました。このカテゴリー、本当は【バリアフリー】にしようか悩んでいたんですよね。我が家の設計の時にも頻繁に使われた言葉で、スウェーデンハウスのセールポイントでもあるキーワードなんだけど、どうも我が家の場合、言葉の意味にそぐわないような気もするんですよ。でも、それに代わる適当な言葉も知らないし。。。で、調べてみた所、【アクセシビリティ】という言葉を見つけました。勉強不足ですいません。知らない方の為に一応、英語で、『建物やサービスなどを支障なく利用できるかどうか』という意味のようです。我が家的にはこちらの言葉の方が適しているような気もするので、馴染みの薄い言葉になっちゃうんですけど、あえて【アクセシビリティ】にしてみました。コンピューター用語としての用途もあるようなんですけどね。そんな訳で【アクセシビリティ】第1弾。これ↓現在の我が家です。これが実は設計段階ではこう↓だったんです。スロープのみの設計です。足腰に不安を抱える義父母との同居を前提として、やがて自分達もお世話になるだろう設備として、利用しやすさを考慮していたんですよ。ところがこのスロープ。庭にアクセスするには少々厄介なしろもののようでして、庭から家に戻る場合にも、わざわざスロープの低い位置まで戻ってから登ってくるのかとか、現在、本当にスロープの必要があるのかとか考えたところ、公営住宅で生活している義父母は、大変ながらも階段のある生活をしていて、生活不能な訳ではない事から思いきって普通の階段に戻してしまいました。必要だったら後で、階段とは別ルートでスロープを作ればいい訳だし。。。そして今度は玄関から屋内のお話し。我が家の玄関の框(かまち)は床に埋まっています。普通だとこの框。框の下にタイルがあり、タイルのまま床に続くような形になると思うんですよ。框の高さで悩んだ形跡です。適当な写真が無かったので『サキタテ』パンフから頂きましたここは流石に設計の段階でもバリアフリーとは言えなかったんですよね。設計のWさんもそれには賛成で、ここを平らにするといろいろと問題が発生しますよと言う事で、すぐさま代案を出してくれました。この高さはWさんの提案によるものなんです。どうしてこの高さになったかと言うと、公営住宅に住んでいて、公営住宅を利用する事に不都合が無い義父母の使用感にとってのバリアフリー。公営住宅の高さを再現する事で、環境が変わっても使い勝手が変わらないようにする事。スウェーデンハウスで公営住宅を再現する事で決まった高さなんです。おおよそこれくらいという高さですけどね。結果的にこの高さには大満足です。スウェーデンハウスだからと構えず、今、支障の無い環境を再現するという事に関して全く意識が向きませんでした。我が家にはこんな感じで【バリアフリー】ではないんだけど、【アクセシビリティ】的な配慮が家の設備として、又は、家具の選定基準として存在しているんですよ。その辺りをもう少し、バリアフリーと合わせてこのカテゴリーで紹介できたらなと思っています。