マイブームその3
父が去って以降、なるべく部屋に花を飾るようにしている。写真の隣だけに限らず、あちこちに、なんとなく。買ってきたものでなくても小さな草花でも。花を眺めてると無心になれる。実家が山なので、いつも緑がそばにあった。裏庭にはいろんな花がある。写真は、実家から折ってきた、紫陽花。隅田の花火という、白が涼しげな品種。父が大切に育てていた。もう一枚は、溝口さんというおじさん?(生産者の名前が貼られてた。おじさんを勝手に想像)が育てたらしい、名前のわからない花。先週末、近くの産直市場で三本150円であった。売られてるときは、なんの飾り気もない蕾の束だったのだが、値札の隅に、『芳香!ぜひ!』とあったので興味を持って買ってみた。これがすごい!たった一輪開いた小さな花から、まるで南国のリゾートホテルの雰囲気たっぷりな香りが漂ってくる。ココナッツのような、カサブランカのような甘く清純な香り。とっても癒やされた。この花、なんという名前だろう。溝口さんにぜひ教えてもらいたい。