プロのパスタが堪能したければココ@福岡大名
ランチにパスタ。
なんの違和感もない、定番の語呂合わせ。
パスタはパスタでも選択肢は多くて、自宅でちゃっちゃとありものの麺を茹で、レトルトソースをかける場合もあれば、にんにくやらアンチョビやらに凝って自分で作りあげるパターンもある。一方、コンビニで出来合いパスタを買う、いつものカフェの軽食メニューにある、いかにもインスタントなパスタをとりあえずかきこむ。そんなランチパック的なパスタも珍しくはない。
しかしながら、いくらカフェとはいえ、パスタはそれなりの値段をとる。当たり外れの振り幅はかなり大きく、1000円近く払った割には損をしたという気持ちになるときも多々あるが、不思議とまあこんなものかなって、可もなく不可もなく腹におさまってしまうのは、イタリアンへの憧れとパスタという紋切り型の語感ゆえか。
いかにも旨そうなイタリアン。本日のパスタが記載された黒板が手招きしている店の前なら当然、ランチにパスタはたちまち、わくわく感を放ち輝きを増しはじめる。
ペペロンチーノ、トマトソースに、クリームソース、カルボナーラ、ボロネーゼ、はたまた明太味か和風か、さあさあどれにしようかとさんざん迷って決めて、いざ運ばれてきて、、、うん、やっぱりこんなものかなと。
そんなことはないですか?
あつあつ茹でたて、できたてのソースと絡めて一口、たしかに美味しい。
美味しいけれど、だからどうということもない。なぜだろう。そんなパスタイムが私は特別多い気がする。
前置きがものすごく長くなったけど、きょうは、絶対に旨いパスタだ!というとき、確実にプロの味でこたえてくれる店が福岡市大名にあるのでご紹介します。
今年1月に満を持して東京から二号店を出した神楽坂zio博多店。
メインは、ローマ風というさくさくパリパリの薄焼きピッツァであり、それはもちろん旨い。
しかしながらピッツァランチと並んでメニューを出しているパスタランチのクオリティがもの凄い。
パスタとサラダとドリンクで税込1200円と、安くはないが、ここに組み込まれるパスタがとにかく絶妙に旨いから、ぜひパスタ好きの皆さん、行ってみてください。
びっくりします。
この日は
冷製
ラグー
ペペロンチーノ
からラグーを選んだ。
ラグーとは具材を細かくミンチ状にして、旨味を引き出したミートソース?ボロネーゼ?というイメージだけで気分で選んだのだが、運ばれてきてびっくりたまげた。
見るからに旨そうで旨味たっぷりな感じの濃厚なソース。とろっとろに絡んでくるトマトとチーズの香り。
一口食べずとも、とっさに
コレはウマイニキマッテイル
と思った。
とにかくめちゃくちゃおいしかった。
願わくば、皿のソースを余すことなく拭い食べるためのパンがもう何切れか欲しい。
結局、自分で作った方がまだマシだったって場合もあるくらいなパスタにおいて、絶対に失敗したくない、プロの味を堪能したい、きょうはそんなパスタだ!という日があればぜひ、zioのパスタランチをオススメします。
今ならピッツァと並ぶ名物の手作りジェラート一口サービスやってます。
一口っていってもしっかりな量。食後のデザートにぴったり。こちらはミルクキャラメル
実はピッツァよりも、イタリアン料理の修業が長いんです。自信はありますと伏し目がちで照れる荒野料理長は神楽坂本店から初めての福岡で奮闘中。
もちろん、パスタに限らず、創意工夫の季節感たっぷりのアラカルトも美味しいですので要チェックです!
店内は広々。個室もテラス席もありますよ。
神楽坂zio博多店
福岡市中央区大名1-1-32 グランツビル4階
092-406-7255 月曜定休
※大変残念ながら、博多店は2021年現在閉店してしまいました。zio神楽坂本店は引き続き営業中です。