外来生物法施工
本日ついに『特定外来生物被害防止法(外来生物法)』が施行されることとなった。今日よりブラックバスを初めとするブルーギルやカミツキガメといった「特定外来生物」に指定された37種を許可なく輸入、飼育、栽培、運搬することが不可能となり、その行為は犯罪となった。滋賀県などは大手を振ってブラックバスの駆除に取り掛かっている。バス以外にも外来種はたくさんいるんですけどねぇ・・・また、最近は破棄されたカミツキガメ等の発見が全国で相次いでいるが、国はこの事態を予想することができなかったのだろうか?規制を反対する意見の中にはこの事態を予想し、「万全の準備ができるまでは反対」という意見が数多くあったはずである。(私もその一人である)にもかかわらず法の施工を強行しこの結果である。これには特定外来生物を飼育する場合、書類の提出と固体ごとにマイクロチップを埋め込まなければいけない。という決まり事も関係している。面倒な書類提出に加え、マイクロチップを埋め込むにもそれなりのお金がかかるからである。それを国が補助するわけでもなくただ、書類出せ、自腹でチップ入れろを言われてればこの結果は当然であると思う。「軽い気持ち」で飼っている輩は(許せることではないが)たくさんいたに決まっているのだから。ブラックバスの密放流についても、今はまだ表面化(逮捕・罰金等)していないようだが、今後確実に被害が現れてくるのではないかと思う。私はやはりまだ「準備が足りなかった」と思わずにはいられない。しかし法は動き出したのだ。今後、環境・農水両省庁が有効な対策を講じてくれることを大いに期待する。