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カテゴリ:ワイン大好き
しかしながらニュイの情報はあまりにも少なくて… ボーヌでいうとブルグンド公国の時代1400年代(15世紀)に貧しい領民を思い役人の夫婦が資財を投じて病院を建てたものの、人々はあまりに貧しく治療費を払えず苦しんでいた、そのため所有する葡萄畑を病院に寄進してそれで得た収入で人々を治療し、それがブルゴーニュ中に広まり畑寄付するという習慣が成立。ホスピスの語源。 オスピス・ド・ボーヌのオークションは毎年11月の第3日曜日。 世界最大の慈善事業のためのワインオークションで、ブルゴーニュ最大ののお祭りです。 このオークションの前日に「クロ・ド・ヴージョ」で「ブルゴーニュ利き酒騎士団」の叙任式があり、2日目がボーヌのオスピス・ド・ボーヌでのワインオークション開催で、3日目はムルソー村でのシャトー・ド・ムルソーでラ・ポーレという昼の食事会が開かれ、それらの期間が「栄光の3日間」と呼ばれます。 オスピス・ド・ニュイのボーヌとの相違点は競売会が3月末から4月はじめに行われることによりワインの発酵が終わった状態でテイスティング出来るという利点があります。 双方のオークションはブルゴーニュのワインの価格を左右すると言われています。 キュベ(寄進者)を樽(新樽)のまま競売にかける。 落札者が自社で樽熟成後ボトリングして其々の個性を出して仕上げる。 エチケットには、ワイン名NUITS-SAINT-GEORGES1erCRU +畑名LE CORVEE PAGETS+キュベ名Cuvee Saint-Laurent +落札者JACQUES DE CORNILLONを記入 オスピス・ド・ニュイですが、 ネットで検索するとオスピスの所有畑は1級畑のみで、オークションにはニュイ1級、ニュイ、シャンベルタンが出品されるらしいです。 味わいは、まず熟成香→赤ではなく黒い果実ブラック・カラントがしっかりと、スパイシーでイチジク、紅茶、黒トリュフ、黒胡椒と複雑味が増幅され広がり香り、アフターもじんわり長い。 枯れた樽のニュアンスと極上のクレームブリュレ 新樽でオークションにかけられた後に古い樽で仕上げたものなのだろうか? 14年間の厳かな熟成に心が洗われる逸品でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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