2/18 Just Composed 2010 in Yokohama
みなとみらいホール 19:00~ 1階中央 (プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」) 武智由香:Loin, bien loin (遠く、遥か遠くヘ) 江原大介:異界 Different boundary for Orchestra ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版) <アンコール> ハチャトゥリアン:仮面舞踏会~ ギャロップ 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 山形交響楽団 指揮:飯森範親 まぁこんなもの平日に行く暇あるのか?というとないのですが、招待券を頂いてしまったので、行ければ行くか.....というわけで。実際、それほど早く出たつもりはないのですが、珍しく順調に辿り着けて、丁度前半2曲目の始まる直前に到着。一応メインの筈の現代曲は聞けた訳です。 このコンサート、もう10年以上続いているそうで、前身から数えれば30年以上になるようです。こんなの、あったのねぇ.... Loin, bien loin は、以前この現代曲コンサートシリーズで委嘱、初演されたものの改訂再演だそうで。もう一つの「異界」は今年の委嘱作だとか。 お客さんは意外と多くて、千人くらいは入ってたんじゃないかな、という感じですが、なんとなく関係者とか、招待客が多かったのかな、と。S席5千円だったようですが、本当にその額払って来ている人はどのくらいいたのかしら.... ...............感想ですが、まぁ、新作というものは大抵傑作とはいかないものですから............. ええとね。第一印象は「長い」。どちらの曲も、ある種のサウンドインスタレーションみたいなもので、それが悪い訳ではないし、面白くない訳ではないけれど、正直意味の判然としないものを20分ほど聞かされるのは、ちょっと辛い。1曲目の方は、本当に東京都現代美術館あたりで展示されてそうなインスタレーションのサウンドを豪華にしたような、と言ってしまうのは失礼なんでしょうけれど。つまらないとか意味が無いとか言わないけれど、これが半分の長さでも困らないんじゃないかな、と。 まぁ、突っ込みどころは沢山あるんですが....... 「火の鳥」は.....まぁ、いいんじゃないでしょうか。 演奏そのものは、まぁ想定通り。神奈川フィルと山形響の混成なので、あまり期待していないし、そう思って聞けば、それほど悪くもないかな、と。いや、あの、「火の鳥」とか聞いていると、やっぱり東フィルや新日フィルを聞いた方がいいかな.....くらいの話ではあります。そもそも、オーケストラの良し悪しを期待する類いのコンサートではないですからね。