枝の主日
イースターまであと1週間。ずっと忙しかった上に、諸般の事情で1ヶ月もまえに、「エッグハント(お菓子をつめて庭にかくした色とりどりのプラスチックの卵を子供がさがすイースターの遊び)」をしてしまったので、緊張感のないレントだった。でも去年の今ごろは病気だったけど、今年は元気に忙しくできて感謝だ。今日のミサは枝の主日の特別の典礼で、新人の侍者くんはスタートをまちがえ、神父様の「もどって」という声がマイクに拾われ(笑)。1年に1回だからね。でもこうして新人君が加わってくれるのは喜ばしいことだ。ミサのあとで祝別された新しいしゅろの葉をもらった。神父様が何回も「葉っぱは十分あるからね」とおっしゃったのは、毎年なんだか我先に、という感じで葉っぱのテーブルに人がむらがるからだろう。日本ではそんな雰囲気でなく、うやうやしく一人ずつもらってたけど、ここでは縁起物みたいな感じなのか、テーブルに積んでるのを帰り際に勝手にとっていく。そして毎年みんなが去ったあとに床に葉っぱがちらばっている。今年は、そうじゃなかった。みんなお行儀よかった。どうしたんだろう?うちの壁は真っ白なので、緑の葉っぱをかざるとよくはえる。よその家に行っても壁にシュロの葉っぱがかざってあると、ふーん、ここの家もカトリックなのね、とわかる。(といってもアメリカだけで、日本でそういうのを見たことないけど。)また一年、この葉っぱとともにすごす。午後、スーパーに買い物に行ったら、イースターリリーの鉢が特売だった。1株6ドル。イースターまでまだ1週間もあるのに。これから値上がりするんだろうか?これ以下の値段のはいまだかつて見たことがないので、まあフライングだけど、はじめて自分の家用にひと鉢買ってみた。つぼみばっかりの選んで。つぼみ8つで6ドルって、お得だ。このつぼみを眺めて、イースターの心の準備をすることにしよう。