Come to me
毎週末、聖歌隊で歌っているのだけど、時々その時のこころにぴーんと響く歌に出会う。今週はそんな週だった。Come to me, all who labor and are heavy burdened, and I shall give you rest.Take up my yoke and learn from me, for I am meek and humble of heart, and you'll find rest for your souls.Yes, my yoke is easy and my burden is light.今週のテーマである詩編23(主はわれらの牧者、わたしは乏しいことがない、云々)を歌った"Come to me "は、上記マタイ11章の最後にでてくる「疲れた者、重荷を負う者は、だれでも私のもとに来なさい。休ませてあげよう。わたしは柔和で謙遜なものだから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなた方は安らぎを得る。わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」をリフレインとして冒頭と各節がおわるごとに挿入している。それで、どうしてこれがぴーんと響いたかというと、これのメロディーがすごくうまくできていたから。(ネット上でこの歌を聴けるところを紹介できないか、と検索してみたが、残念ながらみつからなかった。)4拍子のこの曲は、出だしは軽快に1つの単語にほぼ1拍ずつをあてているのだが、最初の文のおわりの I shall give you の各単語にそれぞれ2拍、そしてrestに5拍をあてている。で、5拍のばして歌ったあと多くのひとは無意識に休符をいれたくなってしまうのだが、この曲はそこに休符をいれず、すかさず優しくTake up my yokeとはじめているのだ。疲れたら、イエスさまのもとに行けば、休ませてくれる。でも重荷を除いてはくれないんだ、休んだらまた自分で重荷を背負わなくてはいけないんだ、という受けとめ方を某所で聞いたけれども、この曲は「イエスさまのもとに行って、休んだら すぐにイエスさまの軛を負えば、もうその重荷はかるくなる。負いやすいものになる。」ってことが、とてもうまく表現されている曲だな、と思った。前回ぴーんと響いた曲と、今回のこれが、実は同じ作曲者によるものだった。ベネディクト会の修道士。やはりよく祈る人は違うのだろう。