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テーマ:今、健康ですか?(254)
カテゴリ:verrariのお話
前回の日記には温かいコメント、私書箱の方にもメッセージ下さった方々
本当にありがとうございました。 まだお礼に伺ってもないのに次の日記を更新するのは気が引けるのですが 今の思いを書き留めたくて先に日記の方を更新させて頂きます。 後程伺いますのでお許し下さい。 前回の日記を更新した後元上司からもやまもーの訃報の連絡を頂きました。 辞めて8年にもなるのに私の事を覚えていて下さり携帯番号も保管してて下さり 第一報を下さった先輩といい、上司といい今回のやまもーの死に際し やはり人と人のつながりっていいもんだなって実感しました。 でも久々に話した内容が訃報だなんてなんかやりきれない思いでいっぱいですが。。。 悩みに悩んだ挙句結局日にちが変わってしまい当日になってしまいましたが 先程電報を発信しました。 これが一年以内に会ってる友人であればお葬式には駆けつけてたと思いますが 8年会ってないのにお葬式に行っても胸が張り裂けそうな思いをするだけだし 涙が枯れるぐらい泣くのは分かってる。 そんな形での再会ではなく どうしてもっと前に機会を作ってでも会っておかなかったんだろうと悔やむこと間違いないし と言うか今とても悔んでます。 行かなければずっと心の中で最後に会ったときの笑顔のまま私の記憶に残るんじゃないかと。 全て自分を正当化するための言い訳でしかないんですが。。。 故人の病名を公表するのはタブーかも知れませんがあえて書きます。 彼女は子宮ガンでした。(頚ガンか体ガンかは不明。) 私の母も3年前に子宮ガン(体ガン)になり子宮、卵巣、リンパの摘出手術を受けました。 時折日記でも両親の健康オタクぶりを書いてますが(エクササイズ遊び編) とにかく体力をつけなくてはと実家はジムさながらでフィットネスマシンで溢れ返ってます。 食生活も体に良いと言われるもの、免疫力をアップすると言われてるものを色々試し ガンが再発していないか定期検査を受け その上、PET検査と言われる一回10万円を超える検査、 20万円を超えるPET検査、CT検査、MRI検査、胃カメラ等組み合わせた総合的な検査も 定期的に受けています。 PET検査の設備がある病院は限られているので検査予約も早くて1ヶ月先という状態です。 ちょっと体調がすぐれないとガンが再発してるんじゃないかと不安になり 日本全国のPET検査できる病院に問い合わせ一番早く予約がとれたってことで 長野県まで新幹線、特急を乗り継いで行ったり。 摘出した臓器のガン細胞を検査した結果 他に転移してる可能性は極めて低いってことで今のところ再発もしてないし 入院自体も1週間ほどで本当にガンの手術だったの?って疑ったぐらい。 家族の励ましも耳に入らずとにかく本人は死と隣り合わせ的心境で毎日を過ごしています。 ガンは遺伝子による病気=遺伝する という一説もあり 母の母(私の祖母)もガン、母の兄もガンで他界したこともあり 母は常々「私はガンになる。」と言い続け、結果ガンになりました。 そんな心構えがあったので定期的に検診を受けていたし、 少しでも異常があればいち早く病院に行き結果早期発見することができました。 生命保険を始めガン保険も健康なうちに入れるだけ入っていたので 入院費、手術代を払ってもまだ車が買えるんじゃないかってぐらい支払われました。 母の血を引いてる私は「あなたもいつかはガンになる。」と脅され続け 多分私もいつかはガンになるんだろうなと洗脳されつつあり 20歳のときから色々特約がついた一切合財まとめてセット的な生命保険に入り ジョウを妊娠したのを機会にもうひとつ生命保険に入り 私が死んでもパパが仕事を辞めて専業主夫出来るようにと 死亡保障を合計4500万円にして月々の保険料2万5千円払ってたんだけど 入籍後パパから 「オマエは死なない。地獄の底からでも這い上がってくるような奴だ。 少なくともオレよりは長生きする。」と解約するように言われひとつ解約しました。 上にも書いたけど私が始めて保険契約したときは20歳のとき。 その頃は病気と無縁で自分が病気になるなんて考えられないぐらい健康でした。 が、23、4歳の頃、会社で受けた健康診断で腎臓に異常が見付かり 約2週間検査入院しました。 この時保険に入ってて本当に良かったと思いました。 入院費全て保険でまかない、その後の癒し旅行費もまかなえたぐらい。 この時は腎生検と言って背中からストローのような物を入れその中に針を通し 腎臓の組織を取って細胞を調べるという検査をしました。 腎臓の1/2が機能していないという結果が出ました。 死んでしまった細胞を生き返らせることは出来ないので できる治療と言えばこれ以上悪化しないように食い止めるだけ。 「仕事を辞め毎日安静に過ごし、漢方薬療法、食事療法などをしても 5年ぐらいで腎臓が完全に機能しなくなり人工透析になるでしょう。 体力がいる妊娠、出産なんてもっての他、最悪出産と同時に死にます。」なんて宣告されました。 それからは月1で尿検査、血液検査をし、苦い漢方薬を飲み続け(ってかなりさぼりがちではあったけど) ある日私の考えが変わりました。 人間誰しもいつかは死ぬんだし、 短命でもやりたいことをやって食べたいもの食べて充実した生活の方が 制限だらけの生活より生きてる意味があるんじゃないかって。 漢方薬を飲むのもやめました。 その時私が一番したかったことはワーホリでオーストラリアを旅すること。 長年働いた自分へのご褒美の意味も込めて 1年間ぶらぶらとオーストラリアで休暇を楽しもうと決めました。 そしてオーストラリアに行って1年後帰国し尿検査、血液検査をすると問題なし。 腎臓が良くなったのではなく生きてる細胞たちが死んだ細胞たちの分もカバーして ”異常なし”レベルまでがんばって働いてくれてたのでした。 そしてフリーページに書いてるように突然の妊娠。 妊娠が判明してすぐ病院に行き腎機能のチェックをしました。 その時の尿検査、血液検査でも異常が見られませんでしたが、 念のため、上に書いたようにもうひとつ保険に入り 私が腎不全になって入院しても、死んでも金銭的に困ることがないよう備えました。 結局バス、電車、徒歩20分と片道1時間かけて通っていた会社で妊娠9ヶ月まで ほとんど休むことフルタイムで働き、一般的な妊婦さんよりは元気だったぐらい。 ジョウも予定日に元気に産まれてきて私も健康なのか不健康なのか分からない状態だけど 普通の生活をしてます。 長々と私事を書いてしまいましたが 私が一番言いたいのは 自分では健康だと思っていても人間ドックに入ったり 定期的に健康診断を受け病気の早期発見に努めること。 これは自分で書いてて耳が痛い(目が痛い?) 専業主婦で幼児がいるとなかなか自分の健康管理って後回しがちになるけど 子供がいるからこそ少しでも長生きするため自身の健康管理が一番大切です。 女性ならば少なくとも2年に一回は子宮ガン検査を受けること。 特に子宮ガンに関しては早期に発見することで生存率が大きくアップします。 私は子宮ガンの検査をしなくちゃと思いながらも思い腰があがらず 結局ジョウの妊娠が判明した時に子宮頚ガン検査をしました。 その後は昨年2月に第二子を妊娠(結果流産)したときにしました。 最後に子宮頚ガン検査をうけてからもう1年たってるのでそろそろ行かなくてはと思ってるのですが 忙しさにかまけて放置されてます。 おりものに異常があったり、不正出血があった場合は いち早く医師の診断を受けること。 ささいなことだと思っても放置せず念のため受診すること。 出産経験のある私でさえ妊娠以外で婦人科を受診するのは躊躇するので 出来たら行きたくないって気持ち良く分かります。 でも自分の体を守れるのは自分でしかないのです。 自分から行動を起こして検査を受けない限り誰も検査をしには来てくれません。 今の医学ではガンを100%未然に防ぐ方法はありません。 子宮を持ってる女性であれば誰でも子宮ガンになる可能性があるのです。 子宮頚ガンの検査は綿棒の先で子宮口の分泌物を取るだけなので 痛くありません。 どうしても婦人科に行く勇気がないって方は 自分で膣内の分泌物を取って郵送すると検査してくれるっていうキットも売っているので 病院に行かずして検査してもらえます。 子宮ガン検査キット ↓ ガン、生活習慣病検査キットなど ↓ 他にも楽天ショップで色々な病気の検査キットが販売されています。 あと今健康であれば金銭的に余裕を作ってでも保険に入っておくことをおすすめします。 テレビで通販系の保険会社は 「医師の診断なしで誰でも入れます。」を歌い文句にしてますが 既往症(これまでにかかったことのある病気で、現在は治癒しているもの。)によっては 加入できないこともあります。 あと医師の診断なしであっても告知書というものを提出しなくてはいけなくて 過去1年だったか3年だったかにかかった病気、手術歴などを全て告知しなくてはいけません。 告知内容によっては別途審査となり契約できないこともあります。 ならウソの告知をしたら? 告知義務違反で保険料が支払われないこともあります。 保険は健康だからこそ入れるんであって病気になってからでは遅いのです。 やまもーが死をもって健康の大切さを教えてくれたことを無駄にしないように、 そして私達には検査で早期発見のチャンスをあるってことを無駄にしないように この際ご自分の健康診断をしてみませんか? この世から誰かの病死で悲しむ人が1人でも減るように。 この日記を何人の方が読んでくれてるかは分かりませんが 1人でも多く早期発見の大切さに気付いて頂いたらやまもーの死も無駄ではなかったと思います。 独りよがりかも知れませんが 早期発見の大切さをより多くの方に知って頂くこと。 そして自分自身の健康について今一度考えてみること。 これはやまもーからのメッセージのような気がします。 今はやまもーのお通夜の時間です。 こうやって自宅でやまもーの死を考えながら 彼女の死を無駄にしないためにも何か私に出来ることはないだろうかと 彼女からもらった教訓をみなさんにお伝えすることも供養になるんじゃないかと 思いパチパチとキーを打ってます。 自己満足の世界ですが。。。 読む方によっては不快な表現があるかも知れませんが 私のひとり言として読み流して下さい。 やまもー大事なことを教えてくれてありがとう。 どうか安らかにお眠りください。 もう6時をまわりました。 2時間後にはパパを迎えに行かないといけません。 私もちょっと仮眠します。 次回からはまた明るい日記に戻ります。 励まして下さった皆様本当にありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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