パパの両親の何気ない一言・・・
パパの両親はほんとにとってもいい人。純粋でいつもにこにこフレンドリーで彼らを悪く言う人がいるとしたら私ぐらいだろうってぐらいいい人。今年の5月にうちに3週間滞在したんだけど、ほんといい人たちなんだけど価値観みたいなものはやっぱり合わない。良く言えば誰に対してもいい人。悪く言えば八方美人。それに息子(うちのパパ)がすることは全て正しいと思ってる。異常に息子に気を使い息子を注意することすらできない。前妻が強制送還された後パパは元彼女とよりを戻して一緒に暮らしてたんだけど毎週末彼女を連れて実家に泊まりに行ってた。普通親なら息子は結婚してるんだし一言何か言わないか?その元彼女とパパの両親、今でも連絡を取り合って行き来する仲なのだ。そしてその元彼女と前妻の国籍は一緒。パパはその国の女性が好きなのか?それともパパはその国の女性にはもてるのか?前妻との離婚裁判のときのパパ側の主張、「前妻が強制送還された時点で結婚生活は破綻していた。その時点で愛情はなくなった。」を法廷で証明するためその元彼女を証人として呼ぼうと提案してみたり前妻の国で弁護士を雇うときもその元彼女にたのんで弁護士を探してもらおうと提案したり。その元彼女も両親の提案を承諾していたらしいが私は余計な人に係って欲しくなかったので全て断った。両親にしてみればせっかく私たちのためを思って提案してあげてるのにって思ったかも知れないがだいたい別れた彼氏の両親と今でも仲良く、そして別れた彼氏が別の女性と結婚するために人肌脱いでやろうなんて私には理解できない。私からしたらその女性はパパの離婚が成立したら自分とよりが戻って結婚すると信じてパパの両親と今でも縁をつないでいるとしか思えない。パパの両親のことだから「あなたと結婚するよう私たちからも息子を説得してみる。」なんて言ってそう。前妻が強制送還された後パパから前妻に連絡をとることはほとんどなかった。でも両親と前妻は手紙、カードのやり取りをずっとしていて両親は手紙で「あなたが早くオーストラリアに戻ってこれることを心待ちにしてる。」って書いてた。そして正式に弁護士を通して前妻に離婚の意思を表示した後も「たとえあなたと息子が離婚しても私たちは友達だから。」とまだ手紙のやり取りを続けていた。(ちなみにパパの両親が日本に来たとき私も同じことを言われた。)そして裁判で両親は前妻が強制送還された時点で家族の一員とみなしてなかったみたいなことをパパ側の証人として証言し前妻はパパの両親から受け取った手紙を裁判所に証拠書類として提出。判決は「強制送還後も家族の一員として扱われており結婚生活は破綻してるとは言えない。」両親の八方美人が災いした。ちなみに私はそのとき妊娠8ヶ月。パパの両親からは週1ぐらいで電話がかかってきて「早くあなたたちが結婚できるように最大限の努力をしてるから。」といつも言われていた。そして5月にうちに来たとき(このときが初対面、ジョウは6ヶ月)自分達のことは名前で呼んでくれと言われた。だから今でも名前で呼んでるし両親から来る手紙の宛名はパパのフルネームと私のフルネームを連名でDad&Mom(父&母),○○○&○○○(両親の名前),Nanny&Poppy(じいじ&ばあば)で結ばれている。前妻はパパの両親のことをDad&Momで呼んでたし両親からの手紙の結びもDad&Momだった。なんか寂しい気もしたけど結婚してないんだしって割り切っていた。でもうちに滞在中ジョウのことはいつもジョウ・○○○ーとパパの名字でフルネームで呼んでいた。私は定期的にパパの両親にジョウの写真を私のメールアドレスで送ってるんだけどその返事は必ずパパのメールアドレスに届く。私が送った入籍しました報告メールの返事もパパのメールアドレスへ。結びはやっぱりDad&Mom(父&母),○○○&○○○(両親の名前),Nanny&Poppy(じいじ&ばあば)そしてその返事で今日がパパの父親の誕生日だと知った。あわててE-Cardを送った。そのお礼の電話がかかってきた。私たちの入籍に関しとにかくこんな素晴らしいことはない。自分達はとても祝福してるとほんとにほんとにうれしくてしょうがないって感じだった。そして言われたのが”Welcom to our family!”この言葉に「今までは家族の一員としてみなされてなかったの?」って思ってしまった。パパの両親はほんとうに心から歓迎して言ってくれたんだろうけど正直その言葉に傷ついた。そりゃ籍が入ってなかったし正式には家族の一員ではなかったけど家族のようなものだと思ってた。今はこれで正式に家族の一員として迎えてもらったし末永く愛される嫁になるよう努力しようって思ってるけどこの言葉たぶん一生心に残るだろうな・・・