楽天モバイルパーク宮城の三塁側、内野席の上段に「カウンターシート」という席があることに気付いた。今ごろ…。
今年新設されたシートだろうか。座席の前に長テーブルのようなカウンターがあるらしい。
で、今回はここで楽天✕オリックス戦を観戦した。
球場のレフト側にある入口「L8番ゲート」から幅広の階段を上ったところに並んでいる食べ物屋さんで、冷たい烏龍茶を買ってから、小さな階段を座席まで少し上った。
ドリンクをカウンターに置いて、「どんな感じだろ…」とシートに腰を下ろしてみると、グラウンドが思いのほか近く見えたので嬉しかった。
少し広角で撮るとこんな感じ。実際はもっと近く見える。球場全体が見渡せて、内野手や走者の動きも細かく見ることができた。
シートには座面にも背中にもクッションが効いていて、肘掛けは隣との共有ではなく自分専用。しかもカウンターのおかげで前後のシートとも距離があった。
快適な座り心地だった。
試合開始前、空を見上げると雲が不思議な広がり方をしていた。おそらく台風の影響。ちょっと幻想的な景色だった。
この日は雨の予報もあったけど、幸い雨に当たることはなく、少し強めの夜風を感じながら試合終了まで心地良く過ごすことができた。
僕にとってのこの日のHEROは、セカンドの小深田選手とセンターの辰巳選手。二人とも打撃も守備も素晴らしかった。
特に守備。これもアウトにしちゃうんだぁ…と溜め息が出るようなシーンが幾度もあった。間違いなくヒット、と思ったらアウト。しかもそれがファインプレーに見えないところが凄かった。
2人に加えて、石原捕手の強い打球と強肩もすごく魅力的で、球場まで観に来る価値のある面白い選手たと思った。
カウンターシートにゆったりと座ってプロ野球を堪能した夏の夜。楽しかった。