Do-Be-Have
昨日は、「自分が源泉」という話でした。 今日は、「Do-Be-Have」の話です。色々な言い方をしてはいるけれど、結局この言葉が一番覚えやすいなあ、と個人的には思う言葉です。 あなたは今、何が一番欲しいですか? 私は、今何が一番欲しいだろう....。胸に手を当てて、よく考えてみて下さい。お金、やりがいのある仕事、恋人、健康、長期休暇、心を割って話せる親友、教養、素敵な容姿、スタイル、語学の才能、etc,etc....。 挙げていくと、人間の欲望とは限りがないということがわかります。 わかりやすい例として、まずはお金。 一般に人は「お金が欲しい」「あと○○くらい年収が欲しい」と、よく思ったり言ったりしますね。でも、大抵の場合、それはかなえられません。何故でしょう。 それは、お金とは結果論であるからなのです。 お金を得るためにはどうしたらよいか、きちんと分析してみると、○○をした方がいいだろう、というように、おのずと答えはわかってくるはず。それができないのは、何か理由があるのです。怠け癖かもしれないし、それをしたくない、頑張れない理由です。 でも、行動を起こさなくては現状は何一つ変わりません。ただ、じっと机の前に座って待っていたところで、何も起こらないし、何も始まらない。現状から何かを変えたいと思ったとき、一般的には行動を起こすこと以外、方法論はありません。つまり、これが「Do」ですね。 まずは、行動の「Do」、そうしているうちに、必ず自分自身に変化が現れる。それが「Be」です。知らない間に、自分の存在は変化していくのです。 手に入れたい「Have」に相応しい自分の存在、「Be」があってこそ、それは手に入るのです。先にお金をいくら求めても、決して得られない理由は、ここにあるわけです。 「Do-Be-Have」でなければいけないのに、たいていの場合、人はこの逆を望んでしまう。先に、手に入れたい「Have」にばかり目を奪われてしまう。 手に入れるに相応しい「Be」、自分になるためには、とにかく「Do」、行動しなければならないのです。 「○○が手に入れば、自分はこうなれるのに。そうすれば、こうすることができる」というのは順序が逆なんですね。決して「Have-Be-Do」を求めてはいけないのです。 ....と、まぁこういう話なんですね。 聞いてしまえば、な~んだ、という話なんですが、当時、私はこれを初めて聞いた時、なかなかどうして、蘊蓄のある話だと思いました。 人生経験を重ねていくと、この話が誠に真実であることが身にしみてわかるのです。決して、最初に何かを欲しがってはいけない、まずは、それに相応しい自分になることだ、と日頃から言い聞かせています。 そうして日々、ていねいに生きていくと、不思議なことに人生はどんどん開けていくんです。本当に、不思議なくらいに。 そして、知らない間に当初欲しかった「Have」は手に入っている。ごく自然に、な~んだ、こんなに簡単だったの?という感じで。 欲しいものを手に入れるには、まずは行動!とにかくそこからですね。