乃南アサ「しゃぼん玉」読み終えました!
読みかけていた乃南アサさんの「しゃぼん玉」を昨夜、寝る前に少し読むつもりが、どんどん読み進めてしまい、最後まで読んでしまいました。女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、自暴自棄な逃避行を続けていた伊豆見翔人は、宮崎県の山深い村で、老婆と出会った。翔人を彼女の孫と勘違いした村人たちは、あれこれと世話を焼き、山仕事や祭りの準備にもかり出すようになった。卑劣な狂犬、翔人の自堕落で猛り狂った心を村人たちは優しく包み込むのだが…。涙なくしては読めない心理サスペンス感動の傑作。 心理サスペンスと裏表紙の説明に書いてあったので、「犯人探し」の小説(推理小説)かと思っていたのですが、そうではありませんでした。ヒューマン系(?)の心温まるストーリーでした。最後の方は、やはり涙が・・・。