カテゴリ:アフリカ産
ワイルド系水晶好きをやっていると、全体的な色味がやや地味め。
で、水晶意外の石たちが、色味を補ってくれているわけですが、 その中でも色の鮮やかさにかけては、 かなりの上位にランキングされるんじゃないかと思うのがこの石。 コバルトカルサイトです。 産地はもちろんモロッコ。 ピンクと言われてイメージする色味よりは断然派手。 ホットピンク、いやむしろマゼンタ。 小さめですが、遠目にもばっちり目立つ色合いです。 コバルトカルサイト1号が半透明タイプだったので、 今回の2号の色鮮やかさがいっそう目立ちます。 6月の新宿ショーの最終日、モロッコの超個性派ジオード類と一緒に500円でゲット♪ 特にピンクの石が好き! といっているわけではないのですが、 いいじゃありませんか、この色。 ところで、コバルトカルサイトを検索していて気になったことがあります。 「ピンク・コバルトカルサイト」の表記をあちこちで見かけるんですが……、 コバルトカルサイト=ピンク色じゃなかったでしたっけ? コバルトカルサイトがすなわちピンク色ならば、 わざわざ「ピンク」とつけなくてもいいような気がするんですが。 なんだか「紫・アメジスト」と言っているような感じに思えます。 それから、もう一つ……。 もしかしたらこの石、カルサイトじゃなくてドロマイトだったりしないでしょうか。 いろいろ検索していると、色も形の感じもそっくりでドロマイトが出るんですよねえ。 カルサイト(方解石)。化学組成はCaCO3。 ドロマイト(苦灰石)。化学組成はCaM(CO3)2 ついでにもう一つ スファエロコバルタイト菱コバルト鉱。化学組成はCoCO3 これらは互いに見た目がよく似ていて、よく間違われるんだそうですが、 よく見ると化学組成も似ています。 まあ、カルサイトじゃなくてドロマイトであっても、持ってないのでうれしいんですが、 なるべく正確なところを知っておきたいです。 ちなみにジュディ・ホール氏の本には コバルトカルサイト(輝コバルト鉱)の記述がありますが、 もちろんコバルトカルサイトは輝コバルト鉱ではありません。 たぶん似ている鉱物という意味で言っているんだと思うんですが、 『コバルトカルサイト(輝コバルト鉱)』の書き方では、 誤解してしまいますよねえ……。 しかし、輝コバルト鉱はコバルトカルサイトとは似てもにつかない鉱物、 似ているのは菱コバルト鉱なのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/08/28 05:23:42 PM
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