読み返し『まんが道』
たまたま立ち寄った古本屋で、文庫版の『まんが道』が1~10巻まで続いてあるのを発見☆なんとなく予感がして奥付を見ると、すべて発行が1996年の初版。側面に日焼けも裁断跡もなく、なんと私が持っているものより状態のよい本。多分、大切に持っていられた本をなんらかの理由で手放されたのでしょう。帯のないのが欠点で、ちょっと迷いましたが、この状態のものにはそうそうお目にかかれないことから、まとめて購入しました。でも、あとで臨時収入があったからプチ・ハッピー☆少なくとも何十回かは読んでいる本ですが、ここのところは「まんが道の故郷」のページ作りの考証のために見ていただけなので、じっくり読み返してみる気に・・・いまさら、発見もなかろうと思って読み始めたのがまちがいで、次々に気になることが。【巻1】□ 藤子不二雄の二人が中学時代に作った回覧誌『まんが少年』は、手書きで紹介されている編集後記のところまで振り仮名がふってある。細部まで読ませたいという意思の表れでしょうか。(p.79)□ 宝塚に住む手塚治虫を訪ねた場面に出てくる『来るべき世界』の1,000枚の生原稿の行方が気になります。出版された部分は400ページだけとのこと。1,000枚の幻の『来るべき世界』の原稿はその後どうなったのでしょう。(p.249)□ 高校生の二人の旅行の荷物にさりげなく蛇腹式のカメラが入っているけど、当時は普通の高校生が持てないようなすごい高級品だったのでは・・・。(p.220)同じく、荷物の中に手塚先生へのお土産に地元の名菓「月世界」が入っている。二回くらい食べたことがあるけど、どんな味だったろう。手塚先生も同じものを食べられたのかな^^【巻2】□ 高校3年の冬の下校シーンで満賀(藤子不二雄A氏)が雪の中で倒れるシーンがあります。よく読めば、初雪の日とあって、下駄を履いていたために倒れたという表現。淡い思い出にあわせて描かれていてうまい。□ 二人でサイダーでお祝いするシーン。よく見るとビンに描かれているのは三ツ矢サイダーのマーク。最近、ビンのは見たことないけど懐かしい。読んでいる途中。まだまだ発見がありそうです。さて、今日で万博も終了(最終日入場者数: 244,052人 総入場者数: 22,049,544人)。コンサートの始まる前に一曲だけかかっていたBGM「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を日本語に直すと・・・これで、名古屋の人に教えていただいた秘密の駐車場情報を活かす機会もなくなりました(笑)。そういうの聞くと、また行きたくなるんですよね^^