インド人・交通事故にあう。
今日、交通事故にあってしまった。幸い、怪我はなかったのだが、車が大破してしまった。わかどりは、昼にご飯を食べにアパートに帰った。それで、自分のアパートの駐車場に入ろうと、ウインカーを出して曲がったら、わかどりの車の側面にトラックが突っ込んできたのだ。わかどりの車は助手席側が大破。サイドミラーがコナゴナに飛び散って、ドアが開かなくなってしまった。『やれやれ・・・』と思いながら、携帯電話で警察に電話をして、その後、保険屋さんに電話をかけた。保険屋さんと電話で話している間にパトカーがやってきた。おまわりさんは、早速、調書を取り始めた。わかどりは保険屋さんに細かい状況を説明していたが、その間に突っ込んできたトラックのおっちゃんがおまわりさんと話していた。保険屋さんとの話が終わる頃には、おっちゃんはすでに帰ってしまっていた。おまわりさんに呼ばれて、パトカーの方に行くと、なんとわかどりは違反切符を渡された。『後ろの車が勝手に突っ込んできたのになんでやねん!』(´Θ`ノ)ノと文句を言ったが、全く聞いてもらえず、2月23日の朝に裁判所に行かねばならないことになった。おまわりさんもひどいもので、突っ込んできたおっちゃんの話だけを聞いて調書を取って、おっちゃんはさっさと帰しちゃってから、わかどりに違反切符を切っているのである。トラックのおっちゃんがどんなことを話したのか聞いてみると、わかどりの車が道路を急に横切ったというのだが、ちょっと道路の構造を見たらそんなことは出来ないし、車の破損の仕方を見ただけでも、おっちゃんの発言には根も葉もないことがすぐにわかるのだ。しかし、おまわりさんは、『文句があったら月曜日に裁判所で言え』と言ってさっさと帰ってしまった。ひどい話である。わかどりの車は可動であるが、サイドミラーが吹っ飛んでしまったので道交法上、運転が出来なくなってしまった。しかも、保険屋の査定が入るまで修理も出来ないので当分はバスか自転車での通勤を余儀なくされてしまった。さて、月曜日に裁判所に行って何をするかといえば、もし面倒なら罰金を払っておしまいなのだ。だが、今回はわかどりは申し立てしたいことがいっぱいあるのだ。しかし、申し立てをするにはひとつ問題がある。裁判所に行くと、沢山の人が罰金を払いにやってきている。そこで、罰金を払うのを拒否して申し立てをするためには、その日に裁判所にやってくる人が全部手続きを終えた後、申し立て手続きを始めなければならないのだ。待つ時間は当然ものすごく長く、朝一番で出かけて、申し立てを聞いてもらえるのが夕方4時とかなのだ。しかも、4時になってちゃんと話を聞いてもらえるかというと、その日は大抵、別の日の日程を聞かされてその日にまたやってこなければならないという極悪な処置だ。(そんなこともあって、前回は申し立てをせずにおとなしく罰金を払った。)あと数週間で車を売ってしまうはずだったのに、いろいろ手続きが終わるまで修理も売却も出来なくなってしまった。それにしても、車のない生活はアメリカでは結構大変だ。借りてきたレンタルビデオでさえ、どうやって返しに行けばいいのかよくわからない。とりあえず、怪我がなくてよかった。バス通勤も悪くない。車で通勤するようになってから、バスで知り合った顔見知りと話をする機会もなくなってしまっていたところだ。異国の地で事故にあって裁判を受けるのもまたよし。なかなかできることではないし、誰かが同じことで困っているのを将来見たら、きっと適切な助言をしてあげられるようになるに違いない。でも、まずは・・・・地に足をつけて生きよう。ぺたりと・・・。Im namen des mondes, werde mich bestraten.....