カテゴリ:実家の姉のこと
実家の姉が、病院を変更するのだ、と話してました。
姉は昔から病院大嫌いな人間で、それで大学進学のときも、医学部だけは絶対に受けない、果ては理系には行かないとまで言い出して、法学部へ行った人。 そんな姉が、病気で倒れて約1年4ヶ月、1ヶ月の入院を経て、退院後は外来で頑張っていたが、突然、病院を変更すると言い出したのには、両親も帰国中の兄も驚いてました。 私も驚いた。 いったい、何があったの?と母は繰り返し尋ねてたが、姉は、もう決めたの、の一点張り。 めったな事じゃ、切れたりしない姉だけど、切れたら本当に怖い・・・ 兄貴も、なんで切れちゃったのだろうね・・・とボソボソと話す。 チビたちでもいれば、また違ったのだろうが、姉が午前中、病院ということで今日は朝から、父と兄嫁がジャスコまで連れて出かけてた。 化粧を落とし、着替えを済ませた姉が、居間に座り込んで、大きくため息を着いて、語り始めました。 主治医が、7月末で大学へ帰ったらしい。妙な時期の移動だが、姉のかかってる総合病院は、5月や7月に多く医師の移動がある病院。 今回、新しい医師が着任し、主治医が変わったらしいのだが、その医師が姉の高校のときの1年後輩だったらしい。で、姉を知っていた。 姉が言うには、それならそれでいいのだ、と。高校のときの後輩で、見知っていたとしてもそれはかまわなかった、と。 ところが、そのドクター、最初は、 「先輩、いやぁお久しぶりですねぇ・・・」看護師さんに向かって、「こちらね、僕の高校の時の1年先輩、外国語クラブで一緒だったんだよ」 と、そこまでは、良かった、と。その後が気に入らなかった、と。 「先輩ほどのかたが、どうしてこんな病気に、あれほど頑張ってらしたのに・・・」って言ってから診察に入った、と。 姉が言うには、医者の立場で 「どうして、こんな病気に」ってその一言が気に入らない、誰が好きで病気になるかって、学生時代の成績と病気が何か関係あるかって、あの後輩に見てもらうなんぞ、もう絶対にイヤだから、病院変わるってのが言い分。 兄貴と二人で、 それは、医者としてではなく、後輩の立場で言った事であって・・・って説得するけど、あの姉に、クチで勝つほど、説得できるほど、言えるはずもなく・・・ そこに持ってきて、おふくろさんが横から、 「気に入らない医者にかかっても、治るものも治らないのだからねぇ」って言うし。 姉は完全に病院を変えるつもりで、ネットで検索し、今後は県外の病院へ通院すると決めたみたい。 気分的にこの医者イヤダと思ったら、診てもらっても確かに治る気はしないだろうな。 しかし、何気ない一言が相手を傷つける、ジジィほどじゃないけど、お医者様という立場上、考えて欲しかったな・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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