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カテゴリ:いじめ
(ニッポンの芸術のゆくえ (青幻舎) 平田オリザ・津田大介 対談 2000円+税) ご無沙汰しております~♪ とりあえずは、 病気にもならず、引きこもり生活の毎日を、過ごしております~。 仕事も減って、それはそれで、困りものなのですが・・・ せっかくなので、読書など、しております~♪ ただ、目が・・・メガネをかけていても、どうも、見え方がよくなくて。 何となく、老眼よりも、乱視が進んでいるような。 平田オリザさんは、いいヒトそうな感じ(?)だし、 最近は、 津田大介さんが、平日毎日配信している ポリタスTV - YouTube を、 よく観ているので・・・ この本も、そこで紹介されていて、知ったのですが~♪ ウフフ、因みに、サイン入りを、買ってしまいました~!( ⇑ の写真! ) 【 ニッポンの芸術のゆくえ (青幻舎) 平田オリザ・津田大介 対談 】の感想~♪ お二人のやって来られた活動をもとに、お話は進んで行くのですが・・・ 何となく、日本の、芸術を大切にしないという体質は、薄々感じられていましたが、 いろいろな芸術が、それぞれが、独自に経済的な流れを作れるなら、 芸術も、独自に自立(?)できるのかも・・・と、いうことで。 その自立を、軌道に乗せられるまで援助するのは、行政の役割なのかも・・・とも、 思ったりしました。 最後の方に、 「日本では自分たちが受けている恩恵を芸術からのものだと感じていない人が多いと思います。でも、実はアートは文化全般の先端研究であり基礎研究なんですね。大衆芸能が応用科学に当たります。応用化学の人たちは先端研究に対してリスペクトを表明します。歴代のノーベル賞受賞者たちは基礎研究に予算をつけて下さいとよく言いますよね。」と、平田さん。 「そうした先端研究や基礎研究が実はすごく重要なんだと表明しておかないと、なぜアートが必要なのかということが一般人に伝わりにくいのだと思います。」とも。 そして、津田さんは・・・ 「アーティストとジャーナリストは見ている時間軸が違うのだということです。アーティストは、中長期的な関係性を作って、その中から立ち上がってくるあいまいなものを作品に生かしていく。でも、ジャーナリストは限られた短い時間で、いかに暴力的にたくさんの情報を引き出すのかが振る舞いとして身についています。そこにアートとジャーナリズムの差異があると気づきました。 両方を経験した自分が感じたことは、もっとアートとジャーナリズムが交流する必要性です。情報を得るテクニック、質問の仕方など、ジャーナリズムの手法をアーティストが身につけたら、よりいい作品を作れる。だからアーティストはジャーナリストと交流してテクニックを学び、逆にジャーナリストはアーティストが持つ創造力やコミュニケーションの仕方を学ぶ。相互に関わることで間違いなくいい影響があると思います。」と。 確かに、異種交流は、生み出すものが多いのではないか、とも、思います。 個人的に、これは!と、思ったのは・・・ 劇団のハラスメント問題に対して、平田さんが、 「演劇の場合は、どうしても集団で行うものなので、恋愛が起きます。恋愛が起きるということは、『勘違い』も起こるということです。セクハラを起こす人は大体が、大間違い野郎です。だけど人間は勘違いするものであって、その勘違いをすることを演劇は扱ってきました。君、それ勘違いだよ、ということをできるだけ早い段階で教えてあげることが大事なんですね。ハラスメントはすごくグラデーションがあるから、早期に予防や解決が必要です。ハラスメントは絶対起きないという制度設計にしてしまうと、逆に隠蔽されてしまいます。なので、早い段階で起きにくくする漢方的な予防をすることが大切じゃないかと思いますね。」と、おっしゃっていて・・・ これって、 そのまま、学校とか、教育の現場にも、言えることだなぁ~、なんて、思ったのでした。 教育も芸術も、すぐには結果が出ないモノを、創っていくものなのだとも、思うのです。 漢方的な処方で、ステキな作品(子ども達?)が、できあがるであろう環境作りに、 ・・・希望を持ちたいとも、思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月10日 18時33分20秒
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