Maiandacht
5月18日日曜日朝の通常のメッセの後に、教会の中で短い練習をした。練習と言っても、この日の午後、Maiandachtで歌う2曲を2回通して歌っただけだったけど。曲はDich, Mutter Gottes ruf'n wir anとAcadeltのAve Maria。Dich…は17世紀に作られた聖歌で、テキストの言葉が古い。あまり馴染みのない単語が使われている上に、長い単語を省略して一音に無理やり乗せてている部分なんかがあって、歌いにくい。1音に"G'schlecht"て、、、一体いくつ子音を乗せてるの??メロディ自体は分かりやすく、テノールの主旋律にバスのベース、ソプラノの主旋律にアルトのベースが、追いかけっこをするように流れる。カノンみたいで面白い。Ave Mariaは16世紀に作られた聖歌。以前にも書いたけど、最初は2小節ごとにリズムが変わるのに戸惑ったけど、慣れてしまうと歌いやすい。メロディがきれいで、特にアルトパートとテノールパートが少しグレゴリアニックみたいなライン。テキストもラテン語で、高音部でも発音しやすくて、気持ちよく歌える。教会はアコースティックが良いので、さすがにきれいに響いた。最後に来週の日曜日FronleichnamのFlurprozessionで歌う曲を、指揮者のヴォルフラムが探してきて、1度だけ通して歌った。楽譜見た時は知らない曲だなと思ったんだけど、歌っているのを聞いていたら、少し思い出した。去年も歌ったかもしれない。せめて後2回ずつくらい歌わせてくれればちゃんと覚えられるのに。来週の土曜日19時に練習で、日曜日が本番。来週の土曜日は13時から18時までOヴォーカルの練習なので、もしかしたらS村の練習には間に合わないかもしれない。自主練するつもりで楽譜を借りて来た。午後、S村の一番奥、標高の高いところにある農家、Adamhofにあるチャペル前でMaiandachtが行われた。借りて来たテーブルやベンチを外に並べ、準備が終わって、後は開始を待つのみというところで雨が降り始めた。思っていたとおり。あっという間に信じられないくらいのザァザァ降り。こんな降りがいつまでも続くわけはないということは分かっていたけど、やっぱり憂鬱。せっかく並べたテーブルやベンチを急いでガラージェに運び入れて、急遽、屋根の下で開催することになった。結果的にはガラージェの中で歌って良かったかもしれない。外で歌うとどうしても響きが逃げてしまうから、ただでさえボリュームに欠ける私たちの歌は、情けないことになる。Ave Mariaの時、気持ちよく歌いすぎて、ちょっと怒鳴り気味になってしまったような気がする。一番盛り上がる箇所、SanctaMariaの部分のF、ちょっと高すぎたような感じがした、、、。っていうか、周りの人達がFに届かないことが多いので、自分の音が合ってるのかどうかがよく分からない。モヤモヤこのコーラスに参加し始めた頃、指揮者のヴォルフラムは次の練習の時なんかに、必ずと言っていいほど「良かった」とか「ソプラノが音程を下げた」とか「テノールが強すぎた」とか、フィードバックをくれた。でも気がつけば去年くらいから何も言ってくれなくなっていた。とうとうやる気を失ったか??さみしいなあ