バッハ: クリスマス・オラトリオ
この地域で一番大きな教会で行われたアドヴェントコンサートを聞きに行った。バッハのクリスマス・オラトリオのカンタータ1~3。コーラスは、ドーム少年合唱団だった。Abendkasse(当日券の販売)でチケットを買うつもりで、開演時間の1時間前に着いた。するともう建物の外まで人が並んでいたその列がまた全然進まない。さっさとチケットを買って、開演までクリスマス・マーケットをぶらつくつもりだったけど、甘かった。なかなか進まない列にジリジリしながら待っていて、気がついた。全席指定なのだしかも、残りが少なくって変な席しか残っていないんだろう。どの席にするかをひと組ずつ選ばせているから、時間がかかるのだ。オルガンコンサートなどの場合、席の指定はなくて早い者勝ちだし、大体において教会自体がとても大きいので、入れないほど一杯になることは稀だ。だから今回もそのつもりでのんびり構えていたのだけど、、、ふと後ろを見ると、列は相変わらず建物の外まで続いていて、私達が並び始めた時よりも更に長くなっていたようやく私達の前の3人グループの番になった。Abendkasseの人の声が聞こえてきた。3人隣同士の席はもうありませんよ。バラバラだったらまだかろうじてあります。それか立ち見ですね。ええええええ3人組の肩越しに机の上の座席表を見ると、確かに後ろの方の席がポツポツと空いているだけ。それも、右端に一つ、左端に一つと言った具合だった。立ち見かバラバラか。私達の番になり、隣同士の席はもう無いんですよねとつぶやくと、いやありますよ。2つ隣同士の席はこれが最後です。どうやら、前の三人組は諦めたらしい。しかしこの席がまた、、、一番後ろの列の一番端っこそれでも立ち見よりはマシだろう。せっかく電車乗ってきたんだし。ということで、その席を購入。教会に入り、席を見つけて座ってみると、本当に端っこ内陣からまっすぐに伸びている通路沿いの空間ではなく、その側面に付随している部分。ゴシック建築の教会だから石の柱が等間隔に空間を区切っていて、内陣を直接見ることさえ出来ない。だから、正面にスクリーンが取り付けてあったコンサートが始まると、隣の部屋で鳴っているのが聴こえてくるというか、扉を開けっ放しにしてあるホールの外側で聴いているという感じ残念。それでも石造りの天井の高いゴシック様式の教会なので、音はよく反響して聞こえてくる。耳が慣れてくると、意外とちゃんとすべての音が響いてくることに驚いた。少年合唱団のソプラノは、本当に天使の歌声のようにキラキラと澄んでいて美しかったソロでは、テノールとアルトのソリストが特に素晴らしかった。クリスマス・オラトリオ後半(カンタータ4~6)は、年が明けて1月に行われる。こちらは、少年合唱団ではなく、ドーム合唱団が歌うことになっており、知り合いが参加している。ドーム合唱団の演奏はまだ聴いたことがなく、実力の程が分からないのだけど、次はちゃんと事前にチケットを入手しておくかな、、、?Bungee Price CD20% OFF 音楽【送料無料】 Bach, Johann Sebastian バッハ / 『クリスマス・オラトリオ』全曲 アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(2SACD) 【SACD】