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10月最終日、 待ちに待ったハプスブルグ展へ行って参りました♪ 日本とオーストリア・ハンガリー二重帝国(当時)が国交を結んで140年の節目にあたる今年、ウィーン美術史美術館(オーストリア)と ブダペスト国立西洋美術館(ハンガリー)の所蔵品からハプスブルク家ゆかりの名品を核に選りすぐり、 絵画の至宝75点に華麗な工芸品を加えた計約120点を展覧する大規模な美術展を開催いたします。 ~パンフレットから~ 一番楽しみにしていたハプスブルク家の肖像画が、最初の部屋にいきなり展示。。 11歳の女帝マリア・テレジア 女帝として君臨してからの姿はよく目にするけれど、少女時代の肖像画、貴重です。 こんなに華奢で美しかったのね、、とため息。 思ったよりも小さいサイズながら、何とも言えない力のある絵。 まなざしの強さ。 聡明そうな顔立ち。 絵の前から離れ難い気持ちにさせられます。 オーストリア皇妃エリザベート この絵はまず、大きさに驚き。ほぼ等身大? 夫である皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の寝室に飾られていたと、友達情報、、 透けるような白い肌。 その美貌を見染められての求愛というのも納得の美しさ。 特注のダイヤの星型の髪飾りが印象的。 皇妃としての気品と美しさを十分に表現したこのエリザベートの公式肖像画は複製がたくさん制作されたそうで、 それによってシシィ(エリザベート)の美しさが広く知られるようになったそうです。 どちらの作品も、絵画を超えて訴えてくるものがあるように思えます。 肖像画の持つ力ってすごい、、と畏敬の念に打たれる気分。 その後の彼女たちの運命や歴史を考えると、しみじみとした気持ちになります。 ※女性の肖像画に比べて、ヨーゼフ1世の肖像画の暗いこと、、 苦悩がにじみ出た表情に愕然とする感じ、、 今回の展覧会、「THEハプスブルク」と冠するほどの豪華絢爛な作品群、 「ベラスケスもデューラーもルーベンスも、わが家の宮廷画家でした。」 チラシの言葉通り、この後は貴重な絵画がズラリと展示。 ハプスブルグ家の肖像画の後は、イタリア絵画~ドイツ絵画 途中の中間地点に、特別出品の明治天皇から皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に贈られた 画帖と蒔絵棚が展示。(これがなかなか興味深いものばかり) そして、工芸品や武具、映像コーナー 続いて、スペイン絵画~フランドル・オランダ絵画まで。 ドイツ絵画の部屋に展示されていた、クラナッハの「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」 すごかった。。 500年以上の時を経たとは思えない色彩。 生々しい感じさえ。。。 これだけ古い板絵を、よくぞ日本に運んだものよと、、感嘆の気持ち、 でもやはり、心の残ったのは肖像画、 スペイン絵画の部屋に飾ってあった、2作品。 白衣の王女マルガリータ・テレサ 皇太子フェリペ・プロスペロ マルガリータ王女の肖像画は、お見合い写真として送る為にベラスケスに描かせたもの。 5歳似て既に、生まれながらの高貴さと気品を感じさせる姿。 今回のチケットにも印刷されている作品です。 生まれつき病弱だったというフェリペ王子、提げられた鈴は魔除けやお守りの役目とか。 椅子にちょんと座りこちらを見つめる子犬、2歳とは思えない落ち着いた姿で佇む王子、 あどけなくいたいけな印象。 このわずか2年後、4歳で亡くなった王子の肖像は、優雅ながらも儚く感じられる。 絵の他に、工芸品の中にとても印象に残ったものが。 カメオと金の装飾の施された、シャーベット用センターピース。 人物像のカメオを配した6つの腕が付いていて、それぞれに小さなシャーベット用の杯が掛っていています。 6つの肖像画は、マリア・クリスティーネと夫の皇帝カール6世、夫妻の3人の娘―マリア・テレジア、マリア・アンナ、マリア・アマリア。 そして、残るもう一人はマリア・テレジアの夫となるロートリンゲン公フランツ・シュテファン。 あまりにも繊細で可愛くて、じっくりと魅入ってしまいました。 今思い出しても、うっとり。。 一通り見終わったら、最初のハプスブルク家の部屋をもう一度。。 じっくりと心に刻みつけてきました。 今回、かなりの人出だったけれど、フェルメールやルーヴルの時の様な異様さはなく、 観たい作品はじっくりと観ることが出来ました。 (開館と同時に入場。。入場制限は無し。) 今回の展覧会に刺激され、ちょっと色々本も読みたい気分。 注文しちゃいました♪ 。。( ̄m ̄* )♪♪ (観る前に読むべきよね、本当は、、、) 他にも気になる本が色々。。 もちろん、目と心を満足させた後は、お腹を満足させないとね、、(o^-^)b この後は、麻布十番へGO。。。 続く。。★
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