ワインヲタ入門生のチラシの裏

今日は満月ですね。本年最後の満月ロゼは、クリスマスも近いということでシャンパーニュで。まあ、手頃な銘柄ですが^^
ブリュット･ロゼ。生産者ボゼールはリセイのレコルタン･マニピュランです。シャンパーニュにおけるピノ･ノワールのメッカであるリセイということもあり、やはりワインもピノ･ノワール主体。大半がブラン･ド･ノワールとなっています。葡萄栽培ではリュット･レゾネを行い、2004年に出来たという最新の醸造施設で醸造を行います。
セパージュはピノ･ノワール100%。価格は、写真のお店で3129円。

色は淡いピンク。赤ワインより白ワインに近い色合いでしょう。
泡は勢い、量共にしっかりあります。

香りは、シャンパーニュらしい酵母っぽさやミネラルに加え、ローズマリーなどのハーブややや茎っぽいニュアンスが感じられました。その他の要素としては、やはり赤いフルーツ。ラズベリーやイチゴ、微かなサクランボやピンクグレープフルーツといったものが感じられました。

味わいはシャープでクリアーな口当たりが印象的でした。ミネラリーでライトボディですが、ライトな中にも存在感。量感はそれなりにあります。酸、果実味は拮抗しており、どちらも繊細さ、穏やかさがあり、丸く飲みやすい味わいです。

食事には、穏やかな味わいとしっかりした泡のおかげで合わせやすいです。どちらかというと、味わいのリセットという効果の方が出やすくはありますが。
そんな中でも、ベリーを使ったケーキといいマリアージュを見せてくれました。ガトーフランボワーズを合わせましたが、フランボワーズの香りとワインの赤ベリーの香りがよくマッチしますし、チョコレートの濃厚な甘みに、ワインの酸や泡とフランボワーズの果実感が合わさりフレッシュさを加えてくれました。
また、マグロの赤身ともなかなか相性がよく、赤身の香りにワインのハーブ感や赤ベリーっぽさが意外と嵌りますし、赤身の滋味にワインの穏やかな味わいが優しく寄り添う感じでした。ただ、刺身よりお寿司のほうがより合うような感覚はありました。

色合いのキレイさや泡の強さ、ベリーの香りには華やかさを感じる一方、味わいの穏やかさは単独で食前酒等によし、食中、デザートとの相性も良しで、万能な1本だったように思います。
まさに、パーティの場等では活躍してくれそうです。


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